Google Cloud SQL料金計算|vCPU・メモリ・HA・保存・転送

Google Cloud SQLのvCPU・メモリ・HA・保存・転送費を計算するイメージ ITスキル実務

確認日: 2026年8月28日
対象: Google Cloud SQLのvCPU、メモリ、HA、ストレージ、バックアップ、転送を月額計算する人
注意: Cloud SQLの価格はエディション、データベースエンジン、リージョン、契約、通貨で変わります。以下は公式料金ページに表示されるUSDの例を使った計算で、実際の請求額ではありません。

Cloud SQLの見積もりで、インスタンスのサイズだけを掛けると足りません。vCPUとメモリは稼働時間、HAは通常インスタンスの倍のリソース料金、ストレージとバックアップは容量、転送は宛先で決まります。さらにMySQL・PostgreSQLとSQL Serverではライセンスの扱いが違います。最初に「常時稼働か、停止できるか」「単一ゾーンかHAか」を決めると、計算の迷いが減ります。

スポンサーリンク

Cloud SQLの料金構成

項目 公式ページの考え方 入力する値 見落としやすい費用
CPU vCPU時間。Dedicated-coreの数で計算 vCPU数、稼働時間、エディション HAではHA vCPU単価、レプリカ
メモリ GiB時間。リージョンとエディションで変動 割り当てGiB、稼働時間 HAメモリ、リードレプリカ
ストレージ 容量とタイプ、リージョンで計算 平均GB、SSD/HDD、増加量 コミット割引の対象外
バックアップ 保存容量・保持期間を別計算 バックアップGB、日数 PITR、エクスポート先
ネットワーク 宛先でインターネット・リージョン間を判定 送信GB、宛先、経路 Cloud Interconnect、同一リージョン条件

Cloud SQLにはEnterpriseとEnterprise Plusの2つのエディションがあります。公式料金表は、MySQL・PostgreSQLとSQL Serverで分かれ、Dedicated-coreではCPUとメモリを選びます。HAのリージョンインスタンス、読み取りレプリカ、フェイルオーバーレプリカは、単独インスタンスと同じレートで課金される条件があります。通常系と待機系の両方を月額へ置きます。

公式表示のvCPU・メモリで計算する

公式ページの表示例では、Enterpriseのデフォルト料金としてvCPUが0.0413ドル/時間、メモリが0.007ドル/GiB時間です。1年CUDはそれぞれ0.030975ドル、0.00525ドル、3年CUDは0.019824ドル、0.00336ドルという表が示されています。リージョンと消費モデルのIDで変わるため、数字は料金ページの選択内容を記録してから使います。

2 vCPU、8GiB、730時間/月のインスタンスなら、CPUは2×730×0.0413=60.298ドル、メモリは8×730×0.007=40.88ドルです。リソース小計は101.178ドル、約101.18ドル/月になります。これはストレージ、バックアップ、ネットワーク、税を含みません。小数点以下の丸めを最後に行い、料金表と請求の単位をそろえます。

HA構成では公式表のHA vCPU・HAメモリが通常の2倍として表示されます。同じ2 vCPU・8GiBをHAで730時間動かす場合、CPUは120.596ドル、メモリは81.76ドル、リソース小計は202.356ドルです。フェイルオーバーの価値を必要とするサービスでなければ、通常構成とバックアップ復元のRTOを比較します。可用性の費用をゼロにするのではなく、要求へ合わせます。

ストレージとバックアップを足す

Cloud SQLのストレージ価格はリージョン、タイプ、データベースエンジンで変わります。インスタンスを小さくしても、SSD容量、バックアップ、PITRの保持を減らさなければ、請求は下がりません。平均容量、月末容量、バックアップ世代数を別々に記録します。コミットメント割引は、公式ページの注記どおりストレージとネットワークに適用されない条件があります。

例として、平均SSDを100GB、バックアップを300GB、ストレージ単価をs、バックアップ単価をbと置くと、保存費は100s+300bです。料金表でs=0.17ドル/GB月、b=0.08ドル/GB月を説明用に仮置きするなら17+24=41ドルです。これらの単価はリージョンと時点で変わるため、実際の公式表示へ置き換えます。バックアップを削除しても、保持ポリシーやエクスポート先の料金が残る場合があります。

データベースの自動ストレージ増量を有効にすると、ピーク後も容量が戻らないことがあります。アプリの一時テーブル、インデックス、バイナリログ、PITRの保持期間を運用で確認し、増加の上限を設定します。縮小が容易ではないストレージもあるため、削除前に復元テストを行います。

ネットワーク送信の行を分ける

Cloud SQL公式ページは、同一リージョンのCompute Engineへの送信を無料、Google製品(Compute Engineを除く)への同一大陸内を無料と表示しています。一方、インターネットへの送信は0.19ドル/GB、Cloud Interconnect経由は0.05ドル/GB、リージョン間や大陸間は0.12ドル/GBの表示例があります。宛先、経路、リージョンを公式表で確認してください。

インターネットへ200GB/月を送る例では、0.19ドル/GBを仮に適用して38ドルです。Cloud Interconnectなら同じ200GBで10ドルという算数になりますが、専用接続のポート・回線・冗長化費用は別です。無料の同一リージョン条件も、Cloud SQLと接続先のリージョンが一致するか、プロキシやNATを経由していないかを確認します。

読み取りレプリカやバックアップを別リージョンへ置くと、レプリカのインスタンス・ストレージ・転送が増えます。レプリカは性能だけでなく費用のコピーでもあります。監視ログをCloud Loggingへ送る場合も、ログの取り込みと保持をGoogle Cloud Logging料金で別に見積もります。

エディション・エンジン・CUDの選択

Enterpriseは一般的な要件、Enterprise Plusは高可用性、性能、データ保護の要件を確認して選びます。SQL Serverはデータベースのライセンス料金が追加され、公式ページではEnterprise、Standard、Webなどのコア時間単価が表示されます。SQL Serverは4 vCPU未満でも最低4コア分のライセンス計算になるため、小さいインスタンスだからライセンスが比例して下がるとは限りません。

Committed Use Discountは、一定期間そのリージョンでインスタンスを継続利用する代わりに、CPU・メモリを割り引く仕組みです。公式表の1年・3年価格を置けば安く見えますが、停止やリージョン移転、エディション変更、読み取りレプリカ追加で条件を外れる可能性があります。月101.18ドルの通常例と、CUD価格で計算した小計を並べ、損益分岐月を出します。

新しいワークロードはオンデマンドで実測し、CPU使用率、メモリ、接続数、I/O、バックアップ、転送を確認してからCUDを検討します。割引は将来の利用を引き受ける契約です。予測できない段階では、安さより変更しやすさを残します。

データ・権限・セキュリティ

Cloud SQLは管理データベースですが、アプリケーションのDBユーザー、Cloud SQL Admin API、サービスアカウント、Secret Manager、ネットワーク権限を分けます。公開IPを使う場合はAuthorized networks、SSL、IAM Database Authentication、Cloud SQL Auth Proxyの設定を確認し、可能ならPrivate IPを選びます。

バックアップ、PITR、ログ、エクスポートに個人情報が含まれます。暗号化鍵、保存地域、ログ保持、監査者、削除要求、復元時のアクセス権を決めます。インスタンス削除を行っても、バックアップとエクスポートが残ることがあります。逆にバックアップを先に消すと復元できません。

契約・停止・削除の確認

  • エディション、エンジン、リージョン、消費モデル、730時間などの稼働時間を記録する
  • 通常、HA、読み取りレプリカ、フェイルオーバーのCPU・メモリを別に計算する
  • ストレージ、バックアップ、PITR、ログ、ネットワーク、SQL Serverライセンスを分ける
  • CUDの期間、対象リージョン、変更・解約条件を契約画面で確認する
  • 停止前にバックアップを検証し、インスタンス、レプリカ、エクスポート、監視の残額を翌月確認する

Cloud SQLのインスタンスを停止しても、ストレージ、バックアップ、予約、別サービスが残る場合があります。削除は復元可能性を確認した最後の手順です。

公式料金ページで計算表を更新する

Google Cloud SQL公式料金でエディション・リージョン・エンジンの単価を確認し、Cloud SQL公式バックアップガイドで保持と復元の条件を確認します。Cloud SQLの周辺費はCloud Run料金Cloud Storage料金Cloud Logging料金とも照合してください。vCPU・メモリの小計にストレージ・転送・バックアップを積み上げたとき、初めてCloud SQLの月額を説明できます。

参照:Google Cloud SQL公式料金Cloud SQL公式バックアップガイド(2026年8月28日確認)。価格はリージョン、エンジン、契約、通貨、利用時間で変わります。

タイトルとURLをコピーしました