結論:SalesforceのSales Cloudは、1ユーザーあたり月額3,000円のStarter Suiteから月額66,000円のAgentforce 1 Salesまで、5つの価格帯で選びます。10人なら月額3万円から始められますが、Pro以上は年間契約が基本です。単価だけで決めず、API、予測、Sandbox、AI、追加アドオンまで含めた年間総額で比べるのが安全です。
「営業メンバーが10人だから、月額単価に10を掛ければ終わり」と考えたくなります。計算自体は合っています。ただし、Enterpriseでは年契約、UnlimitedではPremier Success PlanとFull Sandbox、Agentforce 1 Salesでは組織単位のクレジットが関係します。入口の数字と請求の数字が同じとは限りません。
以下は2026年8月24日にSalesforce公式日本語ページで確認した表示価格を基準にした整理です。税、割引、個別見積、契約時のSKUによって最終額は変わるため、申込画面と契約書を最後の基準にしてください。
Sales Cloudの公式料金比較
| エディション | 公式表示価格 | 契約・主な違い |
|---|---|---|
| Starter Suite | 3,000円/ユーザー/月 | 月払いまたは年払い。リード、取引先、商談、営業フローなどをまとめて使う入口 |
| Pro Suite | 12,000円/ユーザー/月 | 年間契約。高度なカスタマイズ、自動化、見積・売上予測、AgentExchange |
| Enterprise | 21,000円/ユーザー/月 | 年間契約。高度なパイプライン管理、案件インサイト、会話インテリジェンス、Agentforce |
| Unlimited | 42,000円/ユーザー/月 | 年間契約。予測AI、セールスエンゲージメント、Premier Success Plan、Full Sandbox |
| Agentforce 1 Sales | 66,000円/ユーザー/月 | 年間契約。AI機能のフルスイート、従業員向けAgentforce、組織単位のクレジットを含む |
Salesforce公式のSales Cloudページでは、Starter Suiteだけ「月払いまたは年払い」と表示され、Pro Suite以降は年間契約と表示されています。価格表の円額は通貨を日本円に切り替えたときの表示です。海外拠点、税区分、請求先、為替条件がある場合は、同じプラン名でも請求画面の表示を確認します。
10人・50人・100人で計算する月額目安
| プラン | 10ユーザー | 50ユーザー | 100ユーザー |
|---|---|---|---|
| Starter Suite | 30,000円/月 | 150,000円/月 | 300,000円/月 |
| Pro Suite | 120,000円/月 | 600,000円/月 | 1,200,000円/月 |
| Enterprise | 210,000円/月 | 1,050,000円/月 | 2,100,000円/月 |
| Unlimited | 420,000円/月 | 2,100,000円/月 | 4,200,000円/月 |
| Agentforce 1 Sales | 660,000円/月 | 3,300,000円/月 | 6,600,000円/月 |
単純計算では、月額に12を掛けると年間のライセンス目安になります。たとえばEnterpriseを10人で使う場合は21,000円×10人=月額210,000円、年間2,520,000円です。50人なら年間12,600,000円、100人なら年間25,200,000円になります。これは割引、税、アドオン、導入費を含まない比較用の数字です。
プラン差は機能より「運用の深さ」で見る
Starter Suiteは、取引先や商談を一元管理し、営業フローを標準化したい小規模チームに向きます。Pro Suiteになると、見積や売上予測、カスタマイズ、自動化の余地が広がります。既存業務をそのまま写すのではなく、承認や入力ルールまで変えたいなら、差額は単なる画面の増加ではありません。
EnterpriseはWeb APIや高度な案件管理が必要な組織の比較軸です。Unlimitedは、予測AIやFull Sandboxを使って本番と検証を分けたい場合に候補になります。Agentforce 1 Salesは、AIエージェントと統合データをSales CRMの中核に置くプランですが、機能を使わなければ価格差に見合う効果を確認できるとは限りません。
見落としやすい追加費用と契約条件
- Salesforce製品の多くは年間契約・前払いが基本で、Starter以外は月払いの感覚で予算を組まない。
- Premier Success Plan、導入支援、コンサルティング、パートナー費用はライセンス単価とは別に確認する。
- Sales Engagement、Revenue Intelligence、Sales Programs、Agentforce for Salesなどのアドオンは、必要な製品ごとに価格と対象範囲を確認する。
- 外部システムとの連携、データ移行、API、追加ストレージ、Sandbox、監査や権限設計は、運用規模によって費用が変わる。
- Agentforce 1 Salesには組織単位のFlexクレジットとData Cloudクレジットが表示されるが、利用量を超えた場合の扱いは契約条件を確認する。
- 無料トライアルは本番環境の代わりではない。トライアル期間、対象ユーザー、データの扱い、終了後の契約条件を確認する。
初期費用が見えないから無料、とは限りません。営業プロセスの設計、データクレンジング、権限設定、連携テストに工数がかかれば、請求書に現れない導入費が膨らみます。ライセンス費と導入・運用費を同じ表に置くと、プランの見え方が変わります。
どのプランを選ぶか
- 顧客・商談管理が中心で、月払いの柔軟性を残したいならStarter Suiteを候補にする。
- 見積、売上予測、承認、自動化、外部アプリ連携が必要ならPro SuiteとEnterpriseを比べる。
- 本番に影響しない検証環境、予測AI、手厚いサクセス支援が必要ならUnlimitedを確認する。
- AIエージェントと統合データを日常業務に組み込み、クレジットの利用計画も立てられる場合だけAgentforce 1 Salesを検討する。
よくある質問
Sales Cloudは月払いできますか?
公式ページ上ではStarter Suiteが月払いまたは年払い、Pro Suite以降は年間契約と表示されています。個別契約や地域による条件は、購入画面で確認してください。
10人ならどのプランが最安ですか?
ライセンス単価だけならStarter Suiteです。ただし、見積・予測・API・Sandboxなどが必要なら、最安のプランが最安の運用になるとは限りません。
無料トライアルのまま本番利用できますか?
Salesforce公式の案内では、無料トライアルは機能確認のための環境です。本番利用、データ保持、終了後の購入条件は申込画面の規約を確認してください。
Agentforce 1 Salesのクレジットは無制限ですか?
無制限ではありません。公式ページには、組織あたり年間100万Flexクレジットと250万Data Cloudクレジットの表示があります。利用量、対象機能、超過時の扱いは契約条件で確認します。
公式出典
- Sales Cloudの営業支援ソフトウェア|Salesforce公式
- Salesforce販売価格|Salesforce公式
- Salesforce全製品の価格と契約に関するFAQ|Salesforce公式

