Google Cloud Pub/Sub料金比較|メッセージ量・保持・転送・エクスポート

Google Cloud Pub/Subのメッセージ配信と保持料金を表すイベントストリームのイメージ ITスキル実務

Google Cloud Pub/Subの料金は、トピック数やサブスクリプション数ではなく、メッセージを何バイト発行・配信・保存したかで決まります。さらに、別リージョンへの配信、BigQueryやCloud Storageへのエクスポート、フィルタ、メッセージ保持が加わると、同じメッセージ件数でも費用が変わります。小さいメッセージを1件ずつ送るか、まとめて送るかでも、1KBの最低計測が効いてきます。

2026年8月25日にGoogle Cloud公式料金ページを確認したところ、Pub/Subの基本スループットは発行と配信を合わせて計算し、請求アカウントごとにMessage Delivery Basicの最初の10GiB/月が無料、その後は全リージョンで40ドル/TiBの例です。保存は0.27ドル/GiB月。BigQueryサブスクリプションやCloud Storageサブスクリプションは50ドル/TiB、インポートトピックは送信元により50ドルまたは80ドル/TiBの例が掲載されています。

最初に分ける項目
発行スループット、配信スループット、保持ストレージ、リージョン間転送、エクスポート、Single Message Transformを個別に見積もります。Google Cloudの料金表は米ドル基準で、請求通貨・リージョン・契約割引により表示額が変わります。
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Pub/Subの料金比較

項目 計測方法 公式の価格例
通常の発行・配信 トピックへの書き込み、サブスクからの読み取りバイト 10GiB/月無料、超過40ドル/TiB
BigQuery subscription サブスクからBigQueryへ読む・書くスループット 50ドル/TiB。BigQueryのストレージ等は別
Cloud Storage subscription サブスクからCloud Storageへ配信 50ドル/TiB。保存・操作・取得は別
メッセージ保持 トピック・サブスク・スナップショットのGiB月 0.27ドル/GiB月
SMT / AI Inference SMT 入力と出力の大きい方のデータ量 40ドル/TiB、AIは60ドル/TiBの例
データ転送 ゾーン・リージョン境界やインターネット VPCネットワーク料金に準拠。Google製品でも無料とは限らない

メッセージ量は本文だけでなく、属性、20バイトのタイムスタンプ、message_idなどを含みます。1KB未満のメッセージはリクエストごとに最低1KBとして評価されるため、少量イベントはバッチ処理で発行した方が有利なことがあります。バッチは遅延と再送の単位を変えるので、料金だけで決めず、注文や通知の要件を確認します。

通常のPub/Subを計算する

1か月に1TiBを発行し、同じ量をサブスクリプション1本で読み取るとします。基本スループットは発行1TiB+配信1TiB=2TiB。最初の10GiBを引いた残りを40ドル/TiBで計算すると、概算で約79.22ドル/月です(2TiB−0.009765625TiB)×40ドル。実際はメッセージ属性、再配信、保存、転送で変わります。

サブスクリプションが3本なら、発行1TiBに配信3TiBを加え、4TiB相当です。配信先が同じリージョンでも配信バイトとして計測されるため、購読者を増やすほどスループット費用が増えます。フィルタで一致しないメッセージもスループット料金はかかる一方、フィルタされたメッセージにデータ転送料金はかからない説明があります。

保持とエクスポートの計算

トピックに200GiBを保持し、サブスクリプションに追加で50GiBの未確認メッセージを長期間置く場合、単純な保持料金は250GiB×0.27ドル=67.50ドル/月です。実際はトピック保持とサブスク保持が重複する期間、スナップショットのバックログ、保持日数で請求対象が変わります。処理が24時間以内に追いつくなら、未確認メッセージの長期保持を減らせる可能性があります。

BigQueryサブスクリプションへ月2TiBを送ると、50ドル×2=100ドルがPub/Subの読み取り・書き込み側の目安です。BigQuery側の保存、クエリ、抽出は別に発生します。Google BigQuery料金と一緒に、パーティション、ストリーミングの利用量、保持期間を確認します。Cloud Storageへ送る場合も、Cloud Storage料金の保存・操作・取得が加算されます。

リージョンとデータ転送

Pub/Subにはゾーン間転送を課金しない例がありますが、リージョンをまたぐ配信やインターネットへの送信はVPCネットワーク料金に沿って請求されます。メッセージがリージョンAで発行され、Bへ保存され、Cの購読者へ届くなら、A→BとB→Cを別に考えます。購読者を複数リージョンへ置けば、同じメッセージが複数回リージョン境界を越えることがあります。

Cloud Runなどの処理基盤とPub/Subを同じリージョンに置くと、遅延と転送費を抑えやすくなります。Google Cloud Run料金のリクエスト・CPU・メモリと、Pub/Subのメッセージ量を分けて測定してください。可用性要件があっても、すべてをマルチリージョンに複製する前に、復旧時間・データ所在・転送費を比較します。

契約・停止・削除

Pub/SubはPay-as-you-goで始められ、トピックやサブスクリプションを削除すれば新規の配信は止まります。ただし、BigQueryやCloud Storageへ書き込んだデータ、スナップショット、ログ、外部送信元の転送費は残ります。サブスクリプションを削除する前に、未確認メッセージを別の購読者へ移す必要があるか、保持期限、再生用スナップショットの復元方法を確認します。Pub/Sub Liteは公式ページで2026年3月18日に停止予定・既存顧客向け終了の案内があるため、新規設計では通常のPub/SubやManaged Service for Apache Kafkaを比較します。

データ・セキュリティ

メッセージに個人情報やアクセストークンを直接入れず、暗号化、アクセス制御、保持期間、ログ出力を設計します。トピック・サブスクリプションのIAM、サービスアカウント、クロスプロジェクト請求の関係を確認し、請求先プロジェクトを意図せず変えないようにします。顧客データを別リージョンへ保持する場合、法務・契約上のデータ所在と、障害時の再配信も一緒に文書化してください。

よくある質問

メッセージ件数だけで料金は出せますか?

出せません。本文・属性・ID・1KB最低計測、購読数、保持、転送で変わります。平均メッセージサイズと1日量を実測します。

無料の10GiBはプロジェクトごとですか?

公式ページでは請求アカウントの月間無料量として説明されています。複数プロジェクトを合算する請求構成は、アカウント単位で確認してください。

Pub/Sub Liteの方が安いですか?

Liteは予約容量型ですが、2026年3月の停止案内があります。価格だけで新規採用せず、公式の移行情報と現行サービスを確認します。

Pub/Subの費用を抑える鍵は、メッセージを減らすことだけではありません。購読者、保持、配信リージョン、エクスポートを一つの流れとして可視化すると、必要な信頼性を残したまま請求の増え方を予測できます。

参照:Google Cloud Pub/Sub pricingPub/Sub公式概要(2026年8月25日確認)。価格は公式の米ドル例で、請求通貨・割引・リージョン・転送で変わります。

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