Hack The BoxとTryHackMeの違い|料金と始める順番

資格選び・勉強法

「Hack The Box 料金」と検索して出てくる金額は、1つのサービスの料金ではありません。Hack The Boxには、学ぶための「Academy」と、腕試しの「Labs」の2つがあります。両方を使うにはそれぞれに契約が必要だというのが、公式ヘルプの説明です。TryHackMeと比べるときも、どちらのHack The Boxと比べるのかで答えが変わります。

このサイトの結論は、基礎から始めるならTryHackMe、ペネトレーションテストの資格まで進むならHack The Box Academy、学んだ技術を試すならHack The Box Labsです。3つとも月額で、Academyの月額は30ドル、Labsは25ドルからです。

対象: TryHackMeとHack The Boxのどちらから始めるか迷っている人
確認日: 2026年10月20日に、Hack The Boxの公式ヘルプとAcademyのFAQ、TryHackMeの公式の料金ページで確認
記事の性質: 公開情報を比べたうえでの、このサイトの判断です。TryHackMeの料金は、日本から開いた料金ページのユーロ表示です。通貨と税は申し込みの画面で確かめてください。

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3つのサービスの違い

TryHackMeは、ルームを順に進める

TryHackMeは、「ルーム」と呼ぶ課題を、学習パスの順に進めていく形式です。攻撃の練習に使う「AttackBox」は、ブラウザーの中で動く環境です。料金ページはFreeプランを「サイバーセキュリティの基本を探る」、Premiumを「中心となる技術を身につける」プランと説明しています。初めの一歩を想定した作りだと読めます。

Hack The Box Academyは、モジュールで体系的に学ぶ

Hack The Box Academyは、テキストと演習が1つになった「モジュール」で学ぶ形式です。モジュールにはTier 0からTier IVまでの段階があり、職種ごとのJob-Role Pathにまとまっています。攻撃用の環境は、TryHackMeのAttackBoxと同じくブラウザーで使える「Pwnbox」です。パスを終えると、CPTSなどのHack The Box独自の資格を受けられます。

Hack The Box Labsは、マシンを攻略する

AcademyのFAQは、Hack The Box(Labs)を「トレーニングの場」、Academyを「学習の場」と説明しています。Labsでは、攻撃を試せるマシンや課題を自分で調べて解きます。手順を教わる場所ではなく、学んだことを試す場所です。

料金の比較

有料プランの月額と年額

表1:有料プランの料金(2026年10月20日に公式の情報で確認)

横幅が狭いときは、表の中を左右にスクロールして確認できます。

サービスプラン月払い年払い
TryHackMePremium16.99ユーロ月あたりの額が下がる(確認した日はキャンペーン中で、割引後の額の表示だった)
TryHackMeMAX29.11ユーロ月あたり17.99ユーロ
HTB AcademySilver30ドル550ドル(受験チケット2枚つき)
HTB AcademyStudent10ドル記載なし(学生と教員が対象)
HTB LabsVIP+25ドル223ドル
HTB LabsPRO49ドル490ドル

いちばん安く始められるのは、学生ならHack The Box AcademyのStudentプランの月額10ドルです。学生でなければ、TryHackMe Premiumの月払いがAcademyのSilverより安くなります。ただし通貨が違うので、申し込む前に日本円での請求額を確かめてください。

無料でできること

表2:無料のプランでできること

横幅が狭いときは、表の中を左右にスクロールして確認できます。

サービス無料でできること
TryHackMe無料のルームと学習パスの一部。AttackBoxは1日1時間まで
HTB AcademyAcademyのFAQの記載では、Tier 0のモジュール(解放に使ったCubesが終えると戻る)、新規登録で30 Cubes、Pwnboxは1日1回2時間まで
HTB Labs公開中のマシン20台と課題80以上(公開が終わったものは有料のVIP+から)

どちらも無料で試せます。このサイトは、お金を払う前に両方の無料の範囲を1週間ずつ触り、続けられそうな形式を選ぶのがよいと考えます。

資格とのつながり

Hack The Boxは受験チケットが付く

Hack The Box Academyの年額プランには、資格の受験チケットが付きます。Silver Annualなら、入門の資格のCJCAと、CPTS・CWES・CDSAから選ぶ1つの2枚です。チケットだけなら、CJCAは105ドル、CPTSは210ドルで買えます。

ただし、チケットを使えるのは、対応するJob-Role Pathを100%終えてからです。パスを終えられなければ、年額の得は消えます。月額と年額の比べ方は、Hack The Box Academyの料金で計算しています。

TryHackMeは資格の割引

TryHackMeの料金ページによると、Premiumは資格の受験料が15%、MAXは1つの資格が40%割引になります。比較表では、この割引は年払いのプランだけが対象です。Premiumでは、学習パスを終えるごとに修了証も受け取れます。

資格を受けないなら月払いで足りる

資格を受ける予定がないなら、年払いはかえって高くつきます。Hack The Box AcademyのSilverを月払いで12か月続けると360ドルで、Silver Annualの550ドルより190ドル安いからです。年額の得の多くは、受験チケットから来ています(年額だけに付く手順つきの解答は計算に入れていません)。

TryHackMeも、資格の割引は年払いのプランだけです。このサイトは、資格を受けると決めるまでは、どちらも月払いで必要な月だけ使うのがよいと考えます。

始める順番

このサイトの勧める順番

基礎がない → TryHackMeの無料のルーム
 → 続けられそうなら Premium(月払い)
仕事でペネトレーションテストを目指す → HTB Academy Silver
 → CJCAとCPTSを受け、8か月以上続けるなら Silver Annual
学んだ技術を試したい → HTB Labs(Free → VIP+)

TryHackMeから始めるのは、ルームの順に進めれば迷いにくいからです。Hack The Box Academyは体系的に深く学べる反面、Silverで月30ドルかかります。基礎のうちはTryHackMeで進め、資格を受けると決めた時点でAcademyへ移るのが、払うお金のむだが少ない順番だと考えます。

両方を同時に契約するべきか

同時に契約する必要はないと、このサイトは考えます。TryHackMe Premiumの月払いとAcademyのSilverを重ねると、16.99ユーロと30ドルを毎月払うことになります。どちらも学習パスを中心に進む形式なので、1つを終えてからもう1つに移っても遅くありません。

一方で、Labsは別です。Academyで学んだ技術をLabsのマシンで試すと、身についたかを確かめられます。Academyを契約している人が、腕試しとしてLabsのFreeを使うのは、理にかなった組み合わせです。

まとめ

TryHackMeとHack The Boxの違いは、料金より形式にあります。TryHackMeはルームを順に進める、入門から始めやすい作り、Hack The Box Academyは資格につながる体系的な学習、Hack The Box Labsは腕試しの場所です。

迷ったら、TryHackMeの無料のルームとHack The Box AcademyのTier 0を両方試してください。続けられそうな方の月払いで始め、資格を受けると決めてから年払いを考えても遅くありません。

料金はTryHackMeの公式の料金ページ、Hack The Box AcademyのSubscriptionsの公式ヘルプ、HTB Labs Subscriptionsの公式ヘルプで確かめられます。それぞれの料金の細かい条件は、TryHackMe料金比較とHack The Box Academyの料金にまとめています。

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