Salesforce Agentforce料金|Flex Credits・会話・ユーザー課金

AIエージェントの利用量と料金モデルを表すイメージ ITスキル実務

Agentforceは「AIだから高い」と一括りにできるサービスではありません。Salesforce公式ページで確認できる料金は、無料で構築を試せるFoundation、アクション単位のFlex Credits、会話単位の従量課金、ユーザー単位のライセンスに分かれています。

ただし、600円のユーザーライセンスだけを契約すれば使い放題になるわけではありません。Flexクレジットが必要です。逆に、会話数が読める顧客対応なら、1会話240円という計算の方が予算を立てやすい場合があります。導入前に見るべきなのは、月額料金の大小ではなく、1回の問い合わせが何アクションに分解されるかです。

以下は2026年8月24日にSalesforce日本向け公式料金ページで確認した表示値です。料金、対象エディション、契約条件は変更される場合があるため、正式契約前は公式ページと担当者の見積もりを確認してください。

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Agentforceの料金プラン比較

方式 公式表示価格 向いている使い方 注意点
Salesforce Foundation 0円 Agentforce Builder、Prompt Builder、Agent Scriptなどの試用 無料で始められる範囲と本番運用の契約条件は分けて確認
Flex Credits 60,000円/100,000クレジット 顧客対応、社内業務、Voiceなどをアクション単位で管理 通常アクション20クレジット、Voiceアクション30クレジット
会話 240円/会話1件 顧客向けエージェントの会話数が見積もれる場合 公式ページ上では事前購入モデルに対応
Agentforceユーザーライセンス 600円/ユーザー/月 全社員にAgentforceへの入口を用意 Flexクレジットが必要。利用量は別途計測
定額料金でのアクセス 15,000円/ユーザー/月 従業員向けの定額アクセスを比較したい場合 対象機能や契約条件は見積もりで確認
Agentforce 1 Editions 550ドル/ユーザー/月から Agentforceアドオンと年間250万Flex Creditを含む構成 表示通貨は米ドル。対象エディションと契約条件を要確認

Flex Creditsは1アクションの値段だけで判断しない

公式ページでは、通常のAgentforceアクションを20クレジット、Agentforce Voiceアクションを30クレジットとして説明しています。100,000クレジットが60,000円なら、単純計算では1クレジット0.6円です。

  • 通常アクション1回:20クレジット、約12円
  • Voiceアクション1回:30クレジット、約18円
  • 通常アクション1,000回:20,000クレジット、約12,000円

この計算で見落としやすいのは、1回の問い合わせが1アクションとは限らないことです。本人確認、顧客情報の取得、在庫確認、レコード更新まで行えば、1件の問い合わせに複数アクションが発生します。

ケース管理の計算例

100人の担当者が、1日3件のケースを月20日処理し、1ケースに3アクションを使うとします。

100人 × 3件 × 20日 × 3アクション × 20クレジット = 360,000クレジット

日本円表示の単純換算では、360,000クレジット × 0.6円 = 216,000円/月です。これはAgentforceの使用量だけを計算した例で、Salesforce本体のライセンス、Data 360、連携開発費などは含みません。

会話課金の計算例

顧客との会話が月300件なら、240円 × 300件 = 72,000円/月です。問い合わせの回数が安定していて、1会話内の処理が複雑でない場合は、Flex Creditsより予算を作りやすい可能性があります。

一方で、会話の中で多くの社内処理を実行する場合は、会話数だけでは作業量を表しにくくなります。顧客向けの応答は会話、社内処理や複数システム連携はFlex Creditsというように、実際の処理単位を確認してください。

契約前に確認したい追加費用と条件

  • Agentforce以外のSalesforce本体ライセンスやSales・Service Cloudの契約費用
  • Data 360クレジットや、その他の従量課金型サービス
  • 外部システム連携、データ整備、権限設計、導入支援の費用
  • Agentforce Voiceでアクション種別や乗数が変わること
  • Flex Creditsは契約期間をまたいで繰り越せないこと
  • Flex Creditsと会話型料金は同じ組織で同時利用できないこと
  • クレジット残高を超えた場合は、契約料金で月次請求されること

Digital Walletは、対応製品を利用している場合に使用量を確認するための仕組みです。料金を下げる機能ではありませんが、アクション数や残高を追跡し、予算超過を早く見つける役割があります。

用途別の選び方

顧客からの問い合わせ数を見積もれる場合

月間の会話数が明確で、顧客向けの応答が中心なら、会話単位の料金から試算します。ただし、会話の裏側で実行される処理や追加サービスは別に確認します。

社内業務や複数システム連携が中心の場合

レコード更新、検索、要約、フロー実行などを組み合わせる場合は、Flex Creditsでアクション数を積み上げます。テスト期間に実際のログを取り、平均アクション数を測る方法が現実的です。

全社員に利用させたい場合

600円のユーザーライセンスはFlexクレジットが必要なため、人数だけで月額を判断できません。定額アクセスやAgentforce 1 Editionsと、社員数・使用量・含まれる機能を横並びで比較してください。

よくある質問

Agentforceは無料で使えますか?

Salesforce Foundationでは、Builderなど一部の機能を0円で開始できます。ただし、本番環境での利用、対象エディション、アクションや会話の消費は別条件になるため、無料の範囲を契約前に確認してください。

600円のユーザーライセンスだけで利用できますか?

公式ページではFlexクレジットが必要と記載されています。ユーザーライセンス単体の価格として予算を組まないでください。

Flex Creditsと会話課金を併用できますか?

公式FAQでは、同一組織で両方を同時に利用できないと説明されています。顧客対応と社内業務を分けたい場合も、契約単位を先に確認します。

余ったFlex Creditsは翌期に持ち越せますか?

公式FAQでは、未使用のFlex Creditsは次のサブスクリプション期間に繰り越されないとされています。

公式情報と関連記事

料金はSalesforce公式のAgentforce料金ページ、利用量と請求の考え方はSalesforce公式ヘルプで確認できます。

Agentforceの料金は、表示単価だけでは決まりません。最後に確認する数字は、ユーザー数、1件あたりのアクション数、月間件数、基盤ライセンス、追加サービスの五つです。

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