Vertex AI料金|Gemini Pro・Flash・Batch・入出力を計算

データからAIモデルの学習・配信へ進む処理段階と使用量計を示す料金比較の図解 生成AIの仕事活用

対象: Google CloudでGeminiをAPI利用し、生成AIの費用をトークン単位で管理したい人
この記事の要点: Vertex AI(現行の公式料金ページではGemini Enterprise Agent Platformと表示される場合があります)のGemini 2.5 Pro・Flash・Flash-Lite、Batch、Grounding、Cloud Billingを比較します。
更新日: 2026年8月12日

Vertex AIで社内文書を要約すると、月額固定のAIサービスのように見積もりたくなります。しかし実際は、入力・出力トークン、画像や音声、長いコンテキスト、Grounding、優先処理、Cloud Billingのプロジェクトが別々に費用へ影響します。小さな検証では安くても、ログや利用者が増えたときに請求の見方を変えなければなりません。

2026年8月12日にGoogle Cloud公式のVertex AI生成AI料金ページCloud Billingの公式手順データ保持の公式説明を確認しました。以下は米ドル表示の整理で、税、為替、リージョン、契約、無料クレジット、申込画面の最終額は利用プロジェクトのBilling画面で確認します。筆者の利用体験や品質・コスト削減の成果は保証しません。

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Gemini 2.5の基本料金を先に比較する

モデル入力(1Mトークン)出力(1Mトークン)向く検討
Gemini 2.5 Pro200K以下 $1.25
200K超 $2.50
キャッシュ $0.13/$0.25
200K以下 $10
200K超 $15
長い文脈、推論、複雑な生成
Gemini 2.5 Flashテキスト・画像・動画 $0.30
音声 $1
$2.50速度と品質のバランス
Gemini 2.5 Flash-Liteテキスト・画像・動画 $0.10
音声 $0.30
$0.40大量分類、軽い要約、低単価処理

料金は1Mトークン単位で、Proは入力コンテキストが200Kを超えると単価が上がります。画像・動画・音声もテキストと同じ単位ではありません。画像やPDFを何ページも送る処理では、1ページを1画像として数える注意書きがあるため、文字数だけで見積もらないようにします。キャッシュ入力が適用できるリクエストは、同じ文脈を毎回送り直す設計より安くなる可能性がありますが、適用条件は公式仕様を確認します。

Batch・Priority・Groundingが請求を変える

機能公式表示の例確認したいこと
Flex/Batch2.5 Pro入力$0.625、出力$5
2.5 Flash入力$0.15、出力$1.25
遅延を許容できるバッチか、対象モデルか
PriorityPro入力$2.25、出力$18(200K以下)高い処理優先度が必要な時間帯だけ使うか
Google Search GroundingFlash系は合計1,500回/日、Proは10,000回/日まで追加料金なし。超過$35/1,000回モデル利用料とは別に数えるか
Web/Data/Maps GroundingWeb$45/1,000、Data$2.5/1,000、Maps$25/1,000どのGroundingを有効にするか、課金ログ

Batchは通常のオンライン応答を安くする機能ではなく、処理完了を待てるジョブ向けです。Priorityはレイテンシー要件が明確なときだけ使い、開発用プロジェクトで常時有効にしない方が予算を管理しやすくなります。Groundingは検索結果が返るときに課金され、Geminiの入力・出力料金も別に発生します。1回のユーザー質問に複数の検索クエリがあっても、Grounding Promptは1回として数える公式説明もあります。

Cloud Billing・無料クレジット・リージョン

Vertex AIを使うには、APIを有効にしたGoogle CloudプロジェクトをCloud Billingアカウントへ紐付けます。新規顧客向け無料クレジットが表示される場合でも、期限、対象SKU、利用リージョンを確認し、クレジットが切れた後の通常請求を予算へ入れます。プロジェクトを分けると開発・本番の費用を分けられますが、請求アカウント単位の合計も確認してください。

動的共有クォータでは需要により429が返ることがあり、Provisioned Throughputは一定のスループットを予約する固定費型です。大量処理の前に、Cloud Monitoring、予算アラート、クォータ、リトライの上限を設定します。予算アラートは請求を自動停止するものではないため、上限を超えたら処理を止めるアプリ側の制御も必要です。

データ保持と安全な入力

Googleの公式説明では、許可なく顧客データをモデルの訓練や微調整に使わないという制限があります。一方、乱用監視のプロンプトログ、Live APIのセッション再開、既定のインメモリキャッシュなど、条件によってデータが一時的に保持される場面があります。ゼロデータ保持を目指す場合は、機能ごとの設定、利用規約、リージョン、Groundingの例外を確認し、秘密情報や個人情報をそのまま入力しません。

入力前の確認具体的なチェック
最小化氏名、契約番号、秘密鍵をマスキングする
リージョン選択したロケーションで保存・処理条件が満たされるか
権限サービスアカウント、IAMロール、ログ閲覧者を限定する
出力事実確認と人の承認を経て、顧客へ送る

向く人・向かない人

向く可能性がある人先に別の方法を検討する人
トークン・メディア・Groundingを分けて予算管理できる月額固定で上限を決めたい
Google CloudのIAM、プロジェクト、請求を運用できるAPIキーを共有し、請求担当が決まっていない
Batchとオンラインを用途別に使い分けられるすべての処理を最速モードで実行したい
リージョンとデータ保持を契約・規程で確認できる機密情報を無条件にAIへ貼り付けたい

無料クレジットから本番へ進む5段階

  1. 小さな匿名データで、モデル・入力・出力の単位を記録する。
  2. Flash-Lite、Flash、Proで品質と処理時間を同じテストにかける。
  3. 1日・1か月のトークン、メディア、Grounding回数を予算へ反映する。
  4. Batch、Priority、Provisioned Throughputの要否を負荷テストで決める。
  5. Cloud Billingの予算、IAM、ログ、データ保持、解約手順を文書化する。

契約・停止・データの扱い

Vertex AIは一般的な月額サブスクリプションを解約するというより、プロジェクトの課金を止めるサービスです。Google Cloud公式手順では、請求アカウントを閉じると紐付いたプロジェクトの有料サービスが停止します。先に別のBillingアカウントへ移す、APIを無効化する、ジョブ・エンドポイント・ストレージを整理するなど、停止対象を確認してください。請求アカウントを閉じても、過去の利用情報は報告・監査のため保持されます。

公式CTA: Google Cloud公式料金ページでモデル・入力長・Batch/通常処理を選び、Cloud Billingの通貨と税を確認します。無料クレジットに頼らず予算アラートを設定し、不要になったら公式の請求アカウント手順でプロジェクトへの影響を確認して停止してください。

次に読む

公式情報

Vertex AIの費用は、モデルの名前より入力・出力、長文、メディア、Grounding、優先度、リージョンで決まります。匿名データで小さく試し、Cloud Billingの実績と公式料金ページを照合してから本番へ進めてください。価格・仕様は更新されるため、申込画面とプロジェクトのSKUを最終確認します。

Vertex AIのGemini費用を利用量から計算する

入力・出力トークン、モデル、Batch、キャッシュ、Groundingの有無で費用は変わります。月間リクエスト数と平均トークン数を置き、モデル別に計算してください。

Vertex AI Gemini料金計算では、利用量を置いた見積もり手順を確認できます。

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