Amazon OpenSearch Service料金比較|Managed Cluster・Serverless・OCU

Amazon OpenSearch Serviceの検索・分析・OCU料金を表す検索インデックスのイメージ ITスキル実務

Amazon OpenSearch Serviceの料金は、検索エンジンを置くサーバー代だけでは決まりません。マネージドクラスターならインスタンス時間、EBSなどのストレージ、転送、UltraWarmやコールド層を分けて考えます。Serverlessなら、検索とインデックスのOCU、管理ストレージ、Direct Queryの処理量が中心です。ログ分析、商品検索、ベクトル検索は似て見えても、アイドル時間の扱いが異なります。

2026年8月25日にAWS公式料金ページを確認したところ、OpenSearch Serviceは最低利用料なしの従量課金で、Managed ClusterとServerlessの2つの考え方があります。料金表はリージョンとインスタンスタイプで変わるため、この記事では公式ページに掲載された米国東部(バージニア北部)の価格例を使います。日本の請求額をそのまま示すものではありません。

選び方の要点
常時稼働し、容量と性能を予測できる本番検索はManaged ClusterとReserved Instanceを検討します。負荷が変動し、検索とインデックスを分離したい場合はServerlessが候補です。Classic collectionsでは最初のコレクションに高可用性の最低OCUがあるため、「使った時間だけで完全にゼロ」とは限りません。
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Managed ClusterとServerlessの料金比較

方式 主な課金 向くケース
Managed Cluster データノード・クラスターマネージャー等の時間、EBS/Managed Storage、転送 常時稼働、設定を細かく選びたい検索・分析基盤
Serverless Classic Indexing/Search OCU、管理ストレージ。最初は最低2OCUの例 負荷が変わる検索、運用サーバーを減らしたい場合
Serverless dev-test 冗長スタンバイなしの0.5 OCU+0.5 OCUの例、ストレージ別 短期検証。ただし本番HAの代替ではない
Direct Query S3・CloudWatch Logs等を調べるOCU、保存・転送は元サービスも課金 全データを常時インデックスせずログを分析する場合

Managed Clusterの公式例では、or1.xlarge.searchが0.418ドル/時、c6g.large.searchが0.113ドル/時、UltraWarmが0.238ドル/時、EBSが0.135ドル/GB月の価格で計算されています。OpenSearchのバージョンがExtended Supportに入ると、標準インスタンス料金にNormalized Instance Hourの追加費用が加わることもあります。

Serverlessの月額を計算する

Serverlessの公式例では、VPC Flow Logsを月1,440GB取り込み、Indexingを1 OCU、Searchを1 OCU、管理ストレージを1,440GBとしています。OCUは0.24ドル/OCU時、ストレージは0.02ドル/GB月の例で、Indexingは1×730×0.24=176ドル、Searchも176ドル、ストレージは1,440×0.02=28.80ドル(公式例の丸めでは29ドル)です。Direct Queryが約3ドル加わり、合計は約384ドル/月という計算です。

この例が示すのは、データ量だけでなく、検索を何時間走らせるかが請求を作ることです。Indexingを常時維持する設計と、必要な時間だけ検索する設計は、同じログ量でも差が出ます。一方、保存期間を短くしすぎると調査のためにS3から再取り込みが必要になり、作業時間や転送費が増えることがあります。

Managed Clusterの月額を計算する

公式の本番構成例に近い、データノード3台を0.335ドル/時、クラスターマネージャー3台を0.113ドル/時、UltraWarm2台を0.238ドル/時、各730時間で動かす構成を考えます。データノードは3×730×0.335=733.65ドル、マネージャーは3×730×0.113=247.47ドル、UltraWarmは2×730×0.238=347.48ドル。インスタンス合計は約1,328.60ドルです。EBS 1,500GB×0.135=202.50ドル、UltraWarmストレージ3TB×0.024=73.73ドルを加えると、ストレージ前の構成でも約1,604.83ドルになります。

これは米国リージョンの価格例で、データ転送・スナップショット・サポート費は含みません。3AZの本番可用性、レプリカ数、シャード、インデックスの圧縮率を変えると、容量と性能のバランスも変わります。少量データで常時稼働するならServerless、大容量を一定速度で使うならManaged Clusterという単純な結論ではなく、アイドル時間とピーク時間を実測します。

ログ分析とベクトル検索の周辺費用

インデックスを作り直すときの一時的なノード増加、スナップショット、クロスリージョン複製も見積もりに入れます。タグに環境・用途・所有者・保持期限を付け、Cost Explorerで月次の増減を追えるようにします。

契約・停止・削除

OpenSearch Serviceはオンデマンドで開始でき、Managed Clusterには1年・3年のReserved Instance、ServerlessにはSavings PlansやServerless Reservationsが選択肢になる場合があります。割引は確実に安くなる魔法ではなく、購入後も稼働していない時間や予約料金が発生するため、負荷が安定してから検討します。ドメインやコレクションを削除しても、手動スナップショットを保存したS3、CloudWatch Logs、取り込み元のデータは残ります。退役手順は検索停止、参照アプリの切り替え、バックアップ確認、削除の順に進めます。

データ・セキュリティ

OpenSearchに顧客情報やログを置く場合、VPC配置、細粒度アクセス制御、KMS暗号化、TLS、監査ログ、インデックス単位の権限を確認します。Serverlessは暗号化キー単位でOCU共有が起きるため、コレクションを分ける設計が料金と権限境界の両方に影響します。バックアップやベクトルデータを別リージョンへ複製すると転送費と法的なデータ所在が加わるため、安さだけでリージョンを選ばないでください。

よくある質問

Serverlessはアイドル時に必ず0円ですか?

NextGenでは非アクティブ後にスケールする説明がありますが、Classicの最低OCUやコレクション構成、保存ストレージは別です。選んだコレクションタイプで確認します。

Reserved Instanceはすぐ買うべきですか?

ピーク・平均・アイドルを数週間測定し、1年または3年の利用を確約できるかで判断します。短期検証にはオンデマンドが安全です。

日本の利用料をこの記事から決められますか?

決められません。掲載値は公式の米国例です。東京リージョン、インスタンス、EBS、転送、税をAWS Pricing Calculatorに入力してください。

OpenSearchの見積もりで重要なのは、検索エンジンの単価を覚えることではありません。常時稼働させるデータと、必要な時だけ調べるデータを分けると、アーキテクチャの選択が請求書にも説明できます。

参照:Amazon OpenSearch Service PricingOpenSearch Service公式機能ページ(2026年8月25日確認)。価格は公式の米国東部例を含み、リージョン・構成・データ転送で変動します。

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