対象: HubSpot CRMの無料版からStarter・Professional・Enterpriseへの変更を検討している個人・小規模チーム
公開情報整理: HubSpot日本語のCRM案内、価格表、製品・サービスカタログ、契約更新・解約ヘルプを確認
更新日: 2026年8月11日
注意: 価格は「から」の表示、製品(Smart CRM/各Hub)、シート数、マーケティングコンタクト、税、キャンペーンで変わります。申込画面とOrder Formを最終確認してください
「無料CRM」と表示されているのに、見積もりではシート料金やコンタクト料金が増えている。HubSpotで戸惑いやすいのは、入口のCRMと、営業・マーケティングを動かす有料Hubの料金が同じ表ではないからです。最初に無料範囲を決め、次に誰が操作するか、最後に何件へ連絡するかを分けて考えると、必要以上の契約を避けられます。
以下は2026年8月11日に公開ページで確認できた目安です。実績や導入効果を保証する記事ではありません。顧客情報を取り込む前に、権限・データの持ち出し・解約後の扱いまで確認してから無料登録を始めます。
HubSpot CRMの4段階を料金だけでなく役割で比べる
| エディション | 公式ページの価格表示 | できること・注意点 |
|---|---|---|
| 無料ツール | 月額0円 | 最大2ユーザー、1,000件のコンタクト、顧客データ数は無制限、期限なし。決済情報不要で、コンタクト・取引・インポート・レポートを試せる |
| Starter | 1シート月額1,800円から | 必須フィールド、権限セット、複数通貨、ロゴ非表示。新規契約向けの「から」価格で、終了日は未定 |
| Professional | 1シート月額6,000円から | AIエージェント、重複管理、コンタクトスコアリング、計算プロパティー、カスタムレポート |
| Enterprise | 1シート月額9,000円から | カスタムオブジェクト、チーム整理、SSO、フィールドレベル権限。大規模運用向けの設計 |
上表はHubSpotの無料CRM案内に掲載されるSmart CRMの目安です。特にStarterの1,800円は新規契約者向けの「から」表示で、キャンペーンを含む条件は変わります。Marketing Hubなどの価格表では同じ名前でも月払い・年払い、含まれるコアシート、マーケティングコンタクトが別に表示されるため、CRMの人数だけを掛け算して見積もらないことが重要です。
シート課金とコンタクト課金を分けて見積もる
シートは「何人が有料機能を操作するか」です。製品によってコアシート、営業用シート、閲覧権限などの区分があり、含まれるシート数と追加シート単価が違います。例えば日本語のMarketing Hub価格表では、Professionalは3件のコアシートを含み追加は月5,400円から、Enterpriseは5件を含み追加は月9,000円からです。これはMarketing Hubの例であり、Sales HubやService Hubの見積もりにそのまま移さず、購入するHubの料金表で確認します。
コンタクトは全件が有料になるわけではありません。Marketing Hubでは、Starter 1,000件、Professional 2,000件、Enterprise 10,000件のマーケティングコンタクトが含まれます。マーケティング対象外にしたコンタクトはCRMへ無料で保存できる上限が1,500万件と案内されていますが、マーケティングメールや広告の対象にはできません。ステータスの更新は月1回で、選択したコンタクト契約数を次回更新まで下げられない点にも注意します。
AIを使うほどHubSpotクレジットの確認が必要
| 購入エディション | カタログの含まれるクレジット | 追加利用の考え方 |
|---|---|---|
| Starter | 500クレジット | AIエージェントなどの利用量を契約画面で確認 |
| Professional | 3,000クレジット | シート料金やコンタクト料金とは別の使用量 |
| Enterprise | 5,000クレジット | 大規模自動化では上限と自動追加設定を確認 |
製品・サービスカタログでは、追加クレジットを1クレジット1.20円、1,000クレジットの容量パックを1,200円と案内しています。価格表には年払い時の表示など別の表記が出る場合があるため、AIを試す前に月間上限、超過時の自動アップグレード、請求通貨を注文画面で確認します。無料CRMにもBreezeアシスタント(ベータ版)やAIメール生成がありますが、AIの出力をそのまま顧客へ送らず、人が事実と個人情報を確認してください。
導入支援を含めた初年度の総額を計算する
| 想定ケース | 計算の出発点 | 見落としやすい費用 |
|---|---|---|
| 2人で顧客管理を試す | 無料ツール=0円 | 1,000件を超えるコンタクト、外部連携、追加機能が必要になった時点で再見積もり |
| Starterを3人で使う | 1,800円×3シート/月から | 製品別価格、月・年契約、マーケティングコンタクト、税 |
| Marketing Hub Professional | 月96,000円(年次契約の表示)+3コアシート | 必須の一回限り導入支援36万円、追加シート、コンタクト、クレジット |
| Marketing Hub Enterprise | 月432,000円+5コアシート | 必須の一回限り導入支援84万円、追加シート、10,000件超のコンタクト |
ProfessionalとEnterpriseの導入支援額は、Marketing Hubの価格表にある例です。価格表ではStarterに必須の導入支援額は表示されず、必要なコンサルティングは別途相談になります。Smart CRM全体の一律料金ではありません。初年度は「月額×契約月数+必須オンボーディング+追加シート+有料コンタクト+クレジット+税」で表計算し、2年目は更新後のコンタクト階層とシート数を別に置きます。無料から始める場合も、データ移行や設計を外部へ頼む費用はHubSpotの月額に含まれません。
契約更新と解約は「今月止める」ではない
- Starterは月次または年次のコミットメントを選べる場合があります。ProfessionalとEnterpriseは年次コミットメントが基本です。
- 契約は特に指定がなければ自動更新。請求サイクルが月次でも、12か月コミットメントなら期間中の支払い義務は残ります。
- 中途解約・中途ダウングレードはできず、更新日前にBilling権限のある管理者が自動更新をオフにします。更新日に有料機能が終了し、無料ツールへ移行します。
- 前払いの未使用期間が返金されるとは限りません。解約前にレコード、ファイル、メール実績をエクスポートし、社内の保存期間と個人情報の削除手順を決めます。
詳細は更新条件のヘルプと解約・ダウングレード手順を読み、実際のAccount & Billing画面の更新日を記録してください。DPAは契約終了前の顧客データ取得を推奨しています。データ移行が終わるまでアカウントを削除しないことが安全です。
向いている人・向かない人を90日で判断する
| 向いている人 | 向かない可能性が高い人 |
|---|---|
| まず2人で顧客・商談を一元化し、必要な時だけシートや自動化を増やしたい | 全員に有料シートを割り当てるだけで、CRM入力の運用担当がいない |
| マーケティング対象と対象外のコンタクトを分け、権限・履歴を管理したい | 一時的な名簿置き場だけが必要で、1,000件を超える連絡先を配信しない |
| AIを補助に使い、人がレビューするルールを作れる | AI出力の自動送信や無制限利用を期待している |
判断は90日で区切ります。1〜30日目は無料版で項目・重複・インポートを整え、31〜60日目は実際の担当者だけに権限を付けてAIと連携を試します。61〜90日目に、利用シート、マーケティングコンタクト数、クレジット消費、データエクスポートを記録してください。これらが説明できてから価格表の「今すぐ購入」へ進めば、機能の勢いで上位契約を選びにくくなります。
公式ページで最終確認: 無料CRMと4エディション、日本語価格表、製品・クレジットのカタログを開き、人数・コンタクト・契約期間を入力してください。CRM導入の順番はITスキルの学習計画、資格との組み合わせは資格の選び方も参考になります。表示価格、税、返金条件は申込画面・注文書が優先です。

