Azure Functions料金|Flex・Consumption・Premiumと無料枠の計算

複数イベントからサーバーレス関数へ処理が流れ使用量計へつながる料金比較の図解 ITスキル実務

対象: AzureでHTTP API、バッチ、イベント処理を動かし、Flex Consumption・Consumption・Premium・Dedicatedの料金を比較したい人
この記事の要点: 実行回数・メモリ・実行時間の課金、無料付与、Always Ready、ストレージ・ネットワークの追加費用、停止とサブスクリプション解約を整理する
公開情報整理: Azure Functions公式Pricing、Microsoft LearnのHosting・Cost Managementを2026年8月12日に確認
注意: Azureの単価はリージョン、通貨、契約、OS、メモリサイズ、プランで変わります。円額を固定せず、Azure Pricing Calculatorと契約画面を最終確認します。

Azure Functionsは、実行した時間だけ支払うサーバーレスとして知られています。しかし新しいアプリで選ぶべきFlex Consumptionと、既存のConsumption、常時起動のPremiumでは、無料枠も課金メーターも違います。実行回数が少なくてもAlways Readyやストレージを残せば請求が続くため、「アクセスがない月はゼロ」とは限りません。

2026年8月12日にAzure Functions公式PricingHosting optionsの公式LearnAzureサブスクリプション解約手順を確認しました。以下は公開情報の整理で、利用体験談、速度、コスト削減、可用性の保証ではありません。無料付与、税、リージョンと契約単価は申込画面を優先します。

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4つのホスティング方式を料金軸で比較

方式主な課金向くワークロード公式情報の注意点
Flex Consumption実行回数+実行中のメモリGB-s+Always Ready変動するAPI・イベント、VNETが必要なサーバーレス月25万実行+10万GB-sの無料付与(従量課金のサブスクリプション)
Consumption実行回数+実行時間・メモリWindows依存の既存アプリ、低頻度の処理月100万実行+40万GB-sの無料付与。新規はFlexを推奨
Premium割り当てたvCPU秒・メモリ秒常時稼働、コールドスタート回避、VNET、長時間処理最低1インスタンスを常時確保。実行回数料金はない
Dedicated / App ServiceApp Serviceプランのインスタンス料金既存Webアプリと同じプラン、予測しやすい固定容量Functions専用ではなく、同一プランの他アプリも合算
Container AppsContainer Appsのプラン・リソース料金カスタムコンテナ、マイクロサービス、GPU等Functionsの無料枠ではなく、別サービスの料金

Microsoft Learnは、新しいサーバーレスFunction AppにはFlex Consumptionを使うよう案内しています。従来ConsumptionのLinuxホスティングは退役予定で、2028年9月30日以降は利用できません。既存アプリがWindows依存なら移行時期を設計し、単に安い方式へ切り替えるのではなく、ランタイム、ネットワーク、トリガー、ストレージを確認します。

無料付与は実行回数だけで判断しない

Flex Consumptionの公式Pricingは、従量課金サブスクリプションごとに月25万実行と10万GB-sのオンデマンド無料付与を示しています。Consumptionは月100万実行と40万GB-sです。GB-sはメモリ容量と実行時間の積で、128MBの最低メモリ・100msの最低実行時間など、関数一回の計測ルールがあります。関数アプリが複数あれば、同じサブスクリプション全体で付与枠を共有します。

無料付与があっても、Functionsのストレージアカウントは含まれません。トリガー、ログ、Durable Functionsの状態、Blob・Queue・Tableのトランザクション、ネットワーク転送は別に請求されます。最初の見積もりでは、関数のGB-sだけでなく、Storage、Application Insights、Service Bus、データベースを同じ表に置きます。

Flex ConsumptionとPremiumの分岐

判定する状況Flex ConsumptionPremium
トラフィックゼロから急増するイベント駆動ほぼ常時、一定の処理がある
コールドスタートAlways Readyの数で抑える選択肢常時ウォームなインスタンスを確保
メモリ512MB・2GB・4GBから選択インスタンスサイズのvCPU・メモリを常時確保
ネットワークVNET統合・プライベート接続VNET、カスタムLinux、長い処理
請求の読み方実行中のGB-s・実行数+Always Ready割り当てたvCPU・メモリ秒。最低1台

Always Readyは遅延を抑えられる一方、アイドル時間にもメモリの料金が発生します。Premiumもインスタンスを常時確保するため、低頻度の処理ではFlexのオンデマンドより高くなる場合があります。価格だけでなく、許容できる遅延、VNET、実行時間、同じプランに載せるアプリ数を決めてから計算します。

向く人・向かない人

向く可能性がある人先に別の方法を検討する人
実行回数、メモリ、実行時間をApplication Insightsで測れるアクセス数だけで月額を予想したい
変動トラフィックならFlex、常時稼働ならPremiumと分けられるPremiumを選べば必ず安くなると思っている
Storage・ログ・DB・転送を一緒に予算化できる無料付与の範囲だけで本番費用を判断する
ランタイムとLinux Consumptionの退役時期を管理できる既存アプリを移行せず長期運用したい

料金を再現する5ステップ

  1. トリガー別に月間実行数、平均実行時間、メモリサイズ、同時実行を記録する。
  2. Flex・Consumptionなら無料付与をサブスクリプション単位で差し引き、Always Readyの台数を別にする。
  3. PremiumならvCPU・メモリの割り当て時間と最低インスタンス数を入力する。
  4. Storage、Application Insights、Queue、Service Bus、DB、ネットワーク転送を別行で加える。
  5. Azure Pricing CalculatorとCost Managementで、地域、契約、税、予算アラートを保存する。

停止・解約・データ保持

Functionsアプリを止めるだけでは、ストレージ、ログ、Application Insights、App Serviceプランなどが残ります。検証後は、必要なコード・設定・ログをエクスポートし、不要なFunction App、Storage、Application Insights、プランを削除します。削除前に接続文字列、Managed Identity、Key Vault、データベースの依存関係を確認してください。

Azureのサブスクリプションを解約できるのは原則として所有者です。ポータルのCost Management + Billingから解約し、実行中リソースを停止する選択を行います。解約後も最終請求が届き、データは一定期間保持されます。サブスクリプションを消す前に、バックアップ、SaaS契約、サポートの自動更新を確認してください。

公式CTA: Azure Functions公式PricingでFlex・Consumption・Premiumのメーターを確認し、ダミーのHTTP関数を一つだけ実行します。継続する場合はAzure Pricing CalculatorとCost Managementで、無料付与、Storage、ログ、転送、税を含む見積もりを保存してください。

次に読む

公式情報

Azure Functionsの費用は、関数一回の実行だけでなく、メモリ、時間、Always Ready、ストレージ、ログ、転送の合計です。新規ならFlexを基準に、Windows依存の既存アプリはConsumptionの移行計画を置き、常時稼働やVNET要件がある場合だけPremium・Dedicatedを比較します。無料付与、地域、税、契約、退役日は変わるため、最終的な判断はAzure公式Pricingと契約画面を優先してください。

Functionsは無料枠と常時確保分を分けて計算する

実行回数だけではなく、メモリ、実行時間、Always Ready、ネットワークや監視も月額へ影響します。小規模な検証と常時稼働する本番環境を同じ前提で見積もらないことが重要です。

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