Amazon Bedrock料金の見方|モデル・推論ティア・データ保持を公式情報で確認

Amazon Bedrock料金の見方の料金プランと主要機能を比較するネイビー背景の図解 生成AIの仕事活用

対象: Amazon Bedrockで要約・検索・チャットボットを試す個人開発者、小規模チーム、AWS導入を検討する担当者
この記事の要点: モデル別トークン課金、Standard・Flex・Priority・Reserved、Batch、Guardrailsなどの追加費用、データ保持と請求管理を公式情報で整理します。
更新日: 2026年8月11日

社内FAQを要約するAPIを一晩動かしただけなのに、請求画面には「モデル」「入力トークン」「出力トークン」「リージョン」が並ぶ。Bedrockは月額固定のAIサービスではありません。どのモデルを何トークン呼び、Guardrailsや検索を何回通したかで金額が変わります。

2026年8月11日にAWS公式Amazon Bedrock料金ページサービス階層の公式ガイドデータ保持の公式ガイドを確認しました。価格は米ドル表示を基準にし、モデル、モダリティ、リージョン、為替、税、契約、AWSアカウントの割引で最終額が変わる点を明記します。Bedrockを利用した体験談や導入効果、コスト削減を保証する記事ではありません。

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最初に見るのはモデルとトークン単価

公式ページの例入力出力単位・注意
DeepSeek v3.2(東京を含むリージョンのStandard)US$0.74US$2.22100万トークンあたり。地域で変わる
Claude Sonnet 5(2026年8月31日までのプロモーション)US$2US$10100万トークンあたり。終了後は標準US$3/US$15
Amazon Titan Text Liteの料金例US$0.0003US$0.00041,000トークンあたりの公式例
画像・音声・埋め込みモデルとモダリティごとに別料金テキスト単価を流用しない

同じ「要約」でも、入力した文書が長いほど入力トークンが増え、回答を長く指定すると出力トークンが増えます。たとえばDeepSeek v3.2を東京リージョンのStandardで、入力10万・出力2万トークン呼ぶと、単価だけの概算は0.1×0.74+0.02×2.22=約US$0.1188です。実際にはリクエスト回数、キャッシュ、検索、ログ、税を加えてAWSの請求画面で確認します。

Standard・Flex・Priority・Reservedを混ぜない

階層向く処理料金・契約の見方
Standard通常の生成、分析、文書処理指定しなければ標準。モデルのオンデマンド単価で従量課金
Flex評価、夜間の要約、遅延を許容できる処理公式料金表では対象モデルのStandard比50%割引表示。対象・期間を確認
Priority顧客向けで応答を優先したい処理Standardより割増。予約不要だが、モデルごとの単価を確認
Reserved一定の毎分トークンを確保する重要業務入力10万・出力1万TPM以上、1/3か月予約。固定料金で、削除まで請求継続

公式ガイドではReservedは1か月または3か月の容量を予約し、超過分はStandardへオーバーフローします。Reservedを止めるにはAWSアカウントチームの支援が必要です。PriorityはAPIのservice_tierを指定して使い、Flexは処理時間との引き換えで割引を得る仕組みです。モデルによって対象階層や地域が異なるため、「Flexなら常に半額」と固定化しません。

モデル以外の請求を一覧にする

RAGや安全対策を足すと、トークン以外の行が増えます。公式料金ページでは、Guardrailsのテキストコンテンツフィルターが1,000テキストユニットあたりUS$0.15、機密情報フィルターがUS$0.10、画像フィルターが1画像US$0.00075です。Rerankは最大100文書チャンク単位のクエリ課金、Web Searchは1,000クエリUS$12と説明されています。

Knowledge Basesのベクトル保存・検索、埋め込み、Agentのツール呼び出し、CloudWatch、S3、データ転送も別サービスの料金になります。カスタムモデルをインポートすると、モデルユニットの稼働分と月間ストレージが発生します。検証表には「モデル呼び出し」「検索」「安全フィルター」「ログ」「保存」「転送」の列を作り、1件の問い合わせが何行を増やすか確認します。

プロンプトと出力の保持をアカウントで決める

Amazon Bedrockは、推論リクエストのプロンプトと出力を保持するかをアカウントまたはプロジェクト単位で設定できます。noneはゼロデータ保持で、AWSの永続ストレージへ書き込まず、モデルプロバイダーとも共有しません。ただし保持が必要なモデルはリクエストがブロックされます。defaultではモデルの規約や安全・不正利用対策による保持が適用され、provider_data_shareが必要なモデルもあります。

データ保護ガイドは、モデルプロバイダーがBedrockのログや顧客プロンプトへアクセスできないと説明する一方、AWSのタグや自由入力欄へ機密情報を置かないよう注意しています。顧客名やAPIキーを検証用のタグへ入れず、CloudTrail、IAM、KMS、VPC、S3の公開設定をチームで点検します。モデルごとの保持モードを確認せず「AWSだから学習されない」と断定しません。

向く人・向かない人

向く可能性がある人先に別の方法を検討する人
モデル、リージョン、入出力トークンを記録できる月額固定のつもりで無制限にAPIを公開したい
Standardで検証し、遅いバッチだけFlexへ分けられるPriorityやReservedを性能保証と誤解している
Guardrails・RAG・ログの行も予算へ入れられるトークン単価だけで見積もり、保存・検索を無視する
IAMとデータ保持モードを管理者が決められる顧客の秘密情報を個人AWSアカウントへそのまま送る

無料検証から本番へ進む順番

  1. ダミー文書で1モデル・1リージョン・Standardだけを使い、入出力トークンと応答時間を記録する。
  2. 1件あたりのトークン数に月間件数を掛け、Guardrails、検索、ログ、保存、転送を別行で足す。
  3. 遅延を許容できる評価処理だけFlex/Batchへ分け、顧客向け処理はStandardで基準を作る。
  4. Reservedを検討する場合はTPM、1/3か月期間、超過のStandard移行、削除担当をAWS担当者と確認する。
  5. AWS BudgetsとCost Explorerで上限通知を設定し、モデル・リージョン・データ保持モードを契約記録に残す。

公式CTA: Amazon Bedrock公式料金表でモデルとリージョンを選び、AWSの無料枠・クレジット対象をアカウント画面で確認します。ダミー入力を数件だけ実行し、AWS Budgetsで予算通知を設定してください。最終価格はAWS請求画面と契約条件を優先します。

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公式情報

最初のFAQを一晩処理する場面でも、見るべき数字は「何回呼んだか」だけではありません。モデルとリージョン、入力・出力トークン、検索とガードレール、保持モードを分けて記録すれば、請求の理由を追えます。価格とモデル一覧は更新されるため、公開前と契約前に公式料金ページ・AWS請求画面を再確認してください。

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