学んだ生成AI・ITスキルを職務経歴書に整理する方法

キャリア設計

対象: 生成AIやITスキルを学習中で、実務経験が少ない方
この記事でできること: 知識・練習・実務実績を分け、誤解のない形で職務経歴書やポートフォリオへ整理する
更新日: 2026年8月9日

学習した内容を職務経歴書へ書くときは、「知っている」「練習した」「仕事で使った」を区別することが重要です。実務で使っていないものを実績として書かず、何を、どの環境で、どこまで再現できるかを具体的に示します。

この記事では、実績が少ない段階でも正確に伝えられる記録方法と、生成AIを利用した場合の注意点を紹介します。採用や評価の結果を保証するものではありません。

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最初に3段階へ分ける

段階意味表現例
知識教材や公式資料で概念を学んだ「SQLのSELECT、WHERE、GROUP BYの基礎を学習」
練習ダミーデータや個人課題で再現した「架空の売上データを商品別に集計するクエリを作成」
実務仕事で利用し、役割と結果を説明できる「担当業務で月次集計表を作成。確認手順を標準化」

実務の結果を書く場合は、公開してよい範囲と勤務先の守秘義務を確認します。数字を出せない場合は、対象、役割、手順、確認方法を中心に説明します。

成果物の記録テンプレート

項目記入内容
目的何を理解・改善するために作ったか
前提学習用、ダミーデータ、対象製品・版
自分の役割設計、入力、検算、説明のどこを担当したか
手順数式、クエリ、コード、プロンプト等
確認別計算、公式資料、テストデータとの照合
制約未対応の条件、使えない環境、注意点
次の改善次に追加・修正したいこと

この形式で残すと、ツール名の羅列ではなく、問題をどう分けて確認したかを説明できます。

ダミー成果物の例

Excel

架空の商品、日付、数量、単価を使い、SUM、IF、XLOOKUP、ピボットテーブルで集計します。期待結果を手計算し、数式結果と照合します。

SQL

練習用データベースへ架空の注文データを入れ、SELECT、WHERE、GROUP BY、JOINで読み取ります。元の件数と集計結果の関係を説明します。

Python

ダミーCSVを対象に、列名の統一や集計を行います。入力ファイルは変更せず、別フォルダへ出力し、エラー時の記録を残します。

生成AI

架空の条件で文章構成や分類案を作り、入力前チェック、出力の事実確認、修正内容を記録します。「生成AIを使った」だけでなく、人がどこを判断したかを示します。

職務経歴書へ書く順番

  1. 仕事上の課題: どのような作業や情報整理が必要だったか
  2. 自分の役割: 一人で行ったか、チームの一部を担当したか
  3. 使用したスキル: Excel、SQL、Python、生成AI等
  4. 実施内容: 作成、集計、確認、共有などの具体的な行動
  5. 確認方法: 誰が、何と照合し、どのように誤りを防いだか
  6. 結果: 公開できる事実のみ。推測や過大な因果関係を書かない

学習中の表現例

ExcelのSUM、IF、XLOOKUP、ピボットテーブルを学習。架空の売上データを用いた集計表を作成し、手計算と元データ件数で結果を確認しました。現在はPower Queryによる複数ファイルの取り込みを練習しています。

「Excel上級」「業務改善に成功」のような幅広い表現より、扱える機能、課題、確認方法、現在地を具体的に書きます。

生成AIを使った場合に示すこと

  • どの工程で生成AIを使ったか
  • 機密情報を入力しないために何を加工したか
  • 出力をどの公式資料やテストで確認したか
  • 人が修正・判断した部分はどこか
  • 成果物の利用条件や著作権を確認したか

生成AIの利用を隠すのではなく、自分の判断と確認を説明できることが重要です。詳しい安全確認は生成AIを仕事の学びに使う5つの用途をご覧ください。

ポートフォリオ公開前の確認

  • 会社名、顧客名、氏名、メール、住所が残っていない
  • 売上、契約、システム構成などの機密情報がない
  • 他者の文章、画像、コードの利用条件を確認した
  • 実案件とダミー課題を明確に区別した
  • 公開リポジトリにパスワード、APIキー、内部URLがない
  • 勤務先の副業・知的財産・情報公開ルールを確認した

不明な場合は公開せず、勤務先の担当部署や専門家へ確認します。

面接や社内共有で説明する4点

  1. なぜそのテーマを選んだか
  2. どこで失敗し、どう確認したか
  3. 一人で行った部分と支援を受けた部分
  4. 次に改善するなら何を変えるか

完成度だけでなく、判断と確認の過程を自分の言葉で説明できるようにします。

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職務経歴書やポートフォリオの書き方は、応募先、職種、勤務先の規程によって異なります。本記事は一般的な整理方法であり、採用や評価の結果を保証するものではありません。

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