Heroku Enterprise料金|Dyno Units・クレジット・新規契約条件

Heroku EnterpriseのDyno Units・クレジット・Private Space料金を比較するイメージ ITスキル実務

結論:Heroku Enterpriseは一律の公開月額ではなく、契約したDyno Units、データ・パートナー・一般アドオンクレジット、Private Space、サポートなどを見積もる方式です。公式HelpのEnterprise On-Demand FAQは、参考単位として1 Dyno Credit 25ドル、1,000アドオンクレジット1,000ドル、Private Space 1,000ドル、Shield Private Space 3,000ドルを示しています。2026年2月以降、新規顧客へのEnterprise Account契約は提供されません。

Enterpriseを検討するとき、通常のHeroku料金に管理機能を足すだけだと考えたくなります。実際には、契約枠、超過利用、クレジットの種類、Private Space、Dyno、Heroku Connect、監査やSSOが別の単位で動きます。公開価格がない部分を推測せず、既存契約か新規検討かを最初に切り分けます。

以下は2026年8月28日にHeroku公式Pricing、Dev Center、Help、公式発表で確認した整理です。価格の参考値は米ドルであり、契約単価や割引、税、請求通貨を保証するものではありません。既存Enterprise契約は、注文書とAccount Executiveの案内を優先してください。

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Enterpriseの課金単位

項目 公式の扱い 確認ポイント
Dyno Units/Dyno Credits 契約したDyno Unitsで利用を管理。参考1 Dyno Credit=25ドル 世代、サイズ、超過、Private・Shield
一般アドオンクレジット Heroku・パートナーのアドオン、Private Space等に利用 1,000クレジット=1,000ドルの参考値、適用順序
Heroku Dataクレジット Postgres、Key-Value Store、Kafka等のHeroku製品に利用 契約枠、超過、オンデマンド
Partnerクレジット 非Heroku提供のElements Marketplaceアドオンに利用 プロバイダー、保持、サポート
Private/Shield Space 契約経由で利用。参考1,000ドル/3,000ドル 稼働期間、リージョン、ネットワーク分離

Enterpriseの一般アドオンクレジットは、非Herokuデータアドオン、Herokuデータアドオン、メータリング、Private Space、Shield Private Spaceの順で適用されると公式Dev Centerが説明しています。Dynoの超過やHeroku Connectの行超過には一般クレジットを使えず、直接請求になる場合があります。

公開された参考価格を計算する

利用例 計算 参考額
Dyno Credit 4単位 25ドル×4 100ドル
アドオンクレジット500 1ドル×500 500ドル
Private Space 0.5か月相当 1,000ドル×0.5 500ドル相当
Shield Space 1単位 3,000ドル×1 3,000ドル相当

例えば契約枠を超えてDyno Creditを4単位使った場合、FAQの参考価格なら25ドル×4=100ドルです。実際のEnterprise On-Demandは、顧客のSalesforce契約価格に20%を加えた額が基本で、Heroku DirectのPricing掲載額を上限にする説明があります。したがって、上表は予算の枠組みであり、請求額の断定ではありません。

一般クレジット1,000を使う場合は1,000ドル相当です。データ、パートナー、一般のどのクレジットを使ったかで適用先が変わり、残額や超過時の扱いも異なります。Enterprise Account Usage DashboardとCSVで、アプリごとのDyno Units、Data、Partner、Spaceを月ごとに保存します。

Enterpriseで増える管理機能

Heroku Enterpriseの公式概要は、Enterprise Teams、細かなアクセス制御、商用Heroku Connect、Private Spaces、Shield Private Spaces、月次のDyno Unitsとアドオンクレジットを挙げています。複数チームや本番アプリを一つの管理境界で扱い、誰が誰のアプリと請求を見られるかを定義できます。

Enterprise Accountには、チーム管理、請求関連の使用データの閲覧・CSV出力、ユーザー操作の監査、組織全体のSSO、これらへのアクセス制御があります。アプリを多く置くこと自体が目的ではなく、責任分界、請求承認、異動時のアクセス停止を一つの手順で運用する場合に価値が出ます。

2026年の新規契約条件

Heroku公式ブログの2026年2月6日発表では、クレジットカードで直接支払う既存・新規顧客は価格、請求、サービスに変更がなく、Enterprise Account契約は新規顧客へ提供されなくなったと説明しています。既存のEnterpriseサブスクリプションとサポート契約は引き続き履行され、更新される場合があります。

このため「新しくEnterpriseを申し込んで比較する」という前提は、2026年8月時点で成り立たない可能性があります。新規にGovernanceが必要な組織は、Herokuの最新案内を営業へ確認し、直接購入のチーム構成と、既存Enterprise契約の移行可否を分けて検討します。古いEnterprise価格表を新規見積もりへ流用しません。

追加費用・オンデマンドを管理

  • Dyno、Heroku Connect、Postgres、Private Space、Shield、Elementsの利用をアプリごとに分ける。
  • 一般・Data・Partnerのクレジット残量、適用順、超過を月次で確認する。
  • サポート、導入、リージョン、ネットワーク、監査、SSOの費用と担当工数を別にする。
  • 請求担当へ月次CSVとオンデマンド通知を届け、上限を超える前に停止・縮小を判断する。

オンデマンドの上限があるから無制限に動かしてよいわけではありません。契約枠、クレジット、直接請求、超過の4列を請求台帳に置き、開発・検証・本番のリソースを分けます。とくに一時的なReview Appやデータコピーは、作成日と削除日を記録します。

契約更新・解約・チーム移行

Enterpriseの更新条件は契約書、注文書、サポート契約が基準です。料金ページのDirect価格だけで更新額を計算せず、Dyno Units、クレジット、Private・Shield、Connect、サポートの数量と期間をAccount Executiveに確認します。新規提供停止の発表があっても、既存契約の更新可否は個別条件で決まります。

解約やチーム移行の前に、アプリ、Dyno形成、アドオン、Postgres、ログ、環境変数、証明書、DNS、監査ログ、請求CSVをエクスポートします。公式の移行ガイドでは、Enterprise Teamを移すとユーザー、アプリ、既存の権限が移る一方、新規メンバーは既定で閲覧専用になると説明しています。移行後の権限を再確認します。

データ・権限・セキュリティ

Enterpriseの価値は、アプリをまとめて見られることではなく、アクセスと監査を制御できることにあります。全体管理者、チーム管理者、アプリ共同担当、請求担当の役割を分け、SSOのグループとHerokuの権限を同期します。Dynoログ、DB、アドオンへアクセスできる人を一覧にします。

Private Spaceはネットワーク分離を、Shieldは高コンプライアンス向け機能を提供しますが、個人情報をログへ出さない設計、鍵の管理、バックアップの復元、削除期限は利用者の責任です。リージョン、暗号化、サブプロセッサー、DPA、保持・削除をHeroku Securityと契約で確認します。

導入・継続判断の順番

  1. 既存Enterprise契約か、直接購入の新規アカウントかを確認する。
  2. アプリ数、Dyno Units、Data・Partner・一般クレジット、Spaceを月次で数える。
  3. SSO、監査、アクセス制御、ネットワーク分離、コンプライアンスの必須条件を決める。
  4. 契約枠、オンデマンド、サポート、移行、バックアップ、廃止の手順を承認する。

Enterpriseの価格を一つの数字で示せないのは、利用境界が契約ごとに違うからです。公開された参考単位で予算を組み、最終額は契約書と請求ダッシュボードで照合します。新規組織は、契約の可否そのものを最初に確認すると、比較の手戻りを減らせます。

よくある質問

Heroku Enterpriseは新しく契約できますか?

2026年2月の公式発表では、Enterprise Account契約は新規顧客へ提供されなくなりました。既存契約の更新や移行は、Account Executiveと契約書で確認してください。

1 Dyno Creditは月額25ドルですか?

公式のEnterprise On-Demand FAQが示す参考値です。自社の契約価格、数量、オンデマンド加算、Direct価格上限により請求は変わるため、定価として扱いません。

一般アドオンクレジットでDynoの超過も払えますか?

公式概要では、一般クレジットはDynoには使えず、Dyno超過は直接請求になる説明です。Data、Partner、Generalの種類と適用順を契約で確認します。

公式情報

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