結論:Miroの公式表示(2026年8月28日確認)では、Businessは20ドル/メンバー/月(年払い、月払い25ドル)、Enterpriseは30メンバーからのカスタム価格です。BusinessはAIワークフロー、プロトタイプ、双方向連携、SSOを含み、EnterpriseはSCIM、ドメイン管理、監査ログ、データ所在地、日本リージョン、組織全体のAI管理を加えます。
BusinessとEnterpriseの差を単価だけで比べることはできません。Businessはチームの作業を広げる料金、Enterpriseは会社全体のアカウントとデータを統制する料金です。人数が30人に届いたかだけで決めず、誰がメンバーを追加し、外部共有を止め、監査ログを確認するかまで表にします。
2026年8月17日のMiro公式ブログでは、EnterpriseのライセンスにAI Workflows、Prototypes、Engageが組み込まれたと発表しています。既存顧客は支払額と契約更新日に変更がない案内です。新規購入と既存契約の扱いを分け、価格と含有機能を営業見積もりで確認します。
BusinessとEnterpriseの公式表示
| 項目 | Business | Enterprise |
|---|---|---|
| 料金 | 20ドル/メンバー/月(年払い)、月払い25ドル | カスタム価格、30メンバーから |
| ワークスペース | 無制限 | 複数チームを中央管理 |
| 外部参加 | 無制限ゲスト | 組織全体のライセンス・アクセス管理 |
| AI | 50 AI credits/メンバー/月、2,000 MCP calls/日 | 組織プール、2,500 credits/月から、10,000 MCP calls/日 |
| セキュリティ | SAML SSO、共有設定 | SCIM、監査ログ、ドメイン管理、SIEM、データ所在地 |
| 追加サービス | 標準サポート | Enterprise Guard、Premium support、Sandboxを追加可能 |
Enterpriseの「2,500 credits/月から」はAIの最低表示であり、席数に応じてクレジットが変わります。Enterprise GuardとPremium supportは、Enterpriseに自動で含まれるとは限りません。Businessの月額とEnterpriseの見積もりを、AI、セキュリティ、サポートの行へ分けて記録します。
30人・50人・100人の計算
| 人数 | Business月額(年払い表示) | Business年額 | Enterprise |
|---|---|---|---|
| 30人 | 20ドル×30=600ドル | 7,200ドル | 営業見積もり |
| 50人 | 20ドル×50=1,000ドル | 12,000ドル | 営業見積もり |
| 100人 | 20ドル×100=2,000ドル | 24,000ドル | 営業見積もり |
Businessを30人で1年使うなら、20ドル×30×12=7,200ドルです。Enterpriseを30人で検討しても、公式には固定単価がないため、7,200ドルとの差だけで判断できません。SCIM、監査、ドメイン制御、日本のデータレジデンシー、Sandbox、契約サポートが必要かを見積もりへ書きます。
管理境界を一つにするか
Businessは複数ワークスペースを扱えますが、Enterpriseは組織全体でユーザー、ライセンス、共有、AI、連携を管理する設計です。部門ごとのボードを分けつつ、退職者のアカウントを自動停止したい、外部ドメインの共有を一括制御したい、監査担当が活動を確認したいなら、Enterpriseの管理機能を比較します。
Businessで足りる会社でも、ワークスペースとチームを増やすほど、管理者の棚卸し時間が増えます。逆に、部門が少なく外部共有も限定的なら、Enterpriseの機能が未使用になる可能性があります。ユーザー追加、ゲスト承認、連携許可、ボード削除を一週間の運用手順に落とし、必要な管理機能を確かめます。
AI・プロトタイプ・Engageの扱い
Businessの公式表示には、AIワークフローとエージェント、インタラクティブプロトタイプ、Engage活動、データテーブル、Jira・Azure DevOpsなどの双方向連携があります。AIクレジットはメンバーあたり50で、MCP callsは1日2,000です。利用量を部門別に監視し、機密ボードのAI利用を許可するか決めます。
2026年8月の公式発表では、EnterpriseへAI Workflows、Prototypes、Engageが組み込まれました。既存契約の更新日・価格が変わらない案内でも、新規契約の機能表は営業資料を優先します。AIの出力をそのまま顧客へ渡さず、個人情報、社外秘、誤った図や要約を人が確認します。
セキュリティとデータ所在地
Enterpriseの公式料金ページには、SAML SSOの強制、監査ログとSIEM連携、ドメイン管理、SCIM、共有ポリシー、暗号鍵管理、eDiscovery、AIプロバイダー管理、EU・米国・豪州・日本のデータレジデンシーが掲載されています。日本リージョンが必要な場合は、移行費用や対象データを見積もりで確認します。
Miro公式FAQでは、全プランで転送時TLS 1.2以上、保存時AES 256、GDPR・CCPAへの対応、Miro AIモデル訓練への顧客データ不使用を案内しています。これらは社内の機密区分や保存期限を置き換えません。ボード、画像、添付、同期先、公開リンク、管理ログの保管範囲を社内規程で定義します。
契約更新・席削減・解約
MiroのStarterとBusinessは月次または年次の自動決済、請求書は年払いが基本です。Enterpriseは営業見積もりと契約書で期間、更新、最低席、価格改定、サポート、データ所在地を確認します。席を減らすときは、公式FAQにある通り、削除は更新時反映です。不要な席を更新日前に整理します。
アップグレードは残り期間で日割りされ、ダウングレード・解約は現在の期間末日に反映されます。解約前に、全ワークスペースのボード、テンプレート、添付、ゲスト、連携、監査ログ、請求書をエクスポートします。SCIMやドメイン管理を止める順番を決め、退職者のアカウントと外部共有が残らないことを確認します。
Enterprise Guardとサポートの追加
| 要件 | Businessで確認 | Enterpriseで確認 |
|---|---|---|
| 機密情報の分類 | 手動設定と共有ポリシー | Enterprise Guardの自動検出・分類 |
| アカウント連携 | SSO | SSO+SCIM・ドメイン制御 |
| 監査 | 管理画面の可視性 | 監査ログ、SIEM、eDiscovery |
| 障害・導入支援 | 標準サポート | Customer Success、Premium support |
| 検証環境 | ボードの手動コピー | Sandbox |
追加機能を使うか迷ったら、保管するデータの分類、監査担当の要件、削除依頼の頻度、ID管理の自動化に置き換えて確認します。企業規模だけでEnterpriseを選ぶのではなく、管理作業を誰が何分で行う必要があるかを記録します。
選択を決める質問
- 部門ごとのワークスペースを会社全体で中央管理する必要があるか。
- SCIM、ドメイン制御、監査ログ、SIEM、eDiscoveryが必須か。
- データを日本など特定地域に置く必要があるか。
- AIクレジット、MCP、連携、ゲストの利用量を月次で測れるか。
- Enterprise GuardやPremium supportの費用を契約に含めるか。
よくある質問
Enterpriseは何人からですか?
Miro公式Pricingは、Enterpriseを30メンバーからのカスタム価格と表示しています。最低人数以外の契約条件、割引、サポートは営業見積もりで確認します。
BusinessにSSOはありますか?
公式比較表ではBusinessにSAML SSOが表示されています。SCIM、ドメイン管理、監査ログなど組織全体の統制はEnterpriseの比較項目です。
Enterpriseへ上げるとAI機能は別料金ですか?
2026年8月17日の公式発表は、AI Workflows、Prototypes、EngageがEnterpriseライセンスへ組み込まれたと説明しています。新規・既存の契約内容は営業資料と契約書を確認してください。
公式情報
- Miro公式Pricing|Business・Enterpriseの比較
- New Enterprise pricing|Miro公式ブログ(2026年8月17日)
- Enterprise Plan|Miro Help
- Miro Trust Center|公式

