Heroku Dynos料金比較|Eco・Basic・Standard・Private・Shieldの違い

Heroku Dynosの料金とWeb・Worker・Private・Shield構成を比較するイメージ ITスキル実務

結論:Heroku Dynosの2026年8月公式表示は、Ecoが月額5ドル(1,000時間を共有)、Basicが7ドル、Standard-1Xが25ドル、Standard-2Xが50ドル、Performance-Mが250ドル、Performance-Lが500ドルです。Private-Sは125ドル、Shield-Sは150ドルからです。DynoはCPU時間ではなく稼働した壁時計時間で課金されるため、スケール数と稼働時間を分けて計算します。

「小さいアプリだからBasic一つ」と考えると、最初の見積もりは簡単です。しかしWeb、Worker、Scheduler、Review Apps、ステージングを別に動かすと、Dynoの数が増えます。アクセスが少ない時間に停止できるか、常時稼働が必要か、Private SpaceやShieldが必要かで、選択する階層は変わります。

以下は2026年8月28日にHeroku公式PricingとUsage & Billingで確認した情報です。CedarとFirでは仕様とサイズ名が異なり、EnterpriseではDyno Unitsを契約単位として扱います。請求通貨、税、契約、割引はアカウント画面と契約書で再確認してください。

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Common RuntimeのDyno料金

Dyno 月額表示 RAM・特徴 常時稼働の扱い
Eco 5ドル 0.5GB。2プロセスタイプ、30分非活動でスリープ 1,000 Dyno時間を全Ecoで共有
Basic 7ドル 0.5GB。10プロセスタイプ、Always on 時間課金、月額上限7ドル
Standard-1X 25ドル 0.5GB。メトリクス、アラート、Preboot Dyno Unit 1
Standard-2X 50ドル 1GB。Standard-1Xの2倍のDyno Unit Dyno Unit 2
Performance-M 250ドル 2.5GB。専用リソース、自動スケール Dyno Unit 8
Performance-L 500ドル 14GB。専用リソース、自動スケール Dyno Unit 16

Ecoはアカウント内の全Eco Dynoで1,000時間を共有し、Enterpriseでは利用できません。Basicは月額7ドルの表示ですが、WebとWorkerをそれぞれ1個動かせば2個分です。Standard以上は水平スケール、メトリクス、ゼロダウンタイムデプロイなどが増えるため、RAMだけでなく、デプロイと監視の要件を照合します。

Private・ShieldとFirを確認

区分 公式表示の例 追加される性質
Private-S 125ドル/月、1GB、5 Dyno Units ネットワーク分離、Private Space、専用ランタイム
Shield-S 150ドル/月、1GB、6 Dyno Units 高コンプライアンス、PCI、厳格なTLS、キーストロークログ
Fir Classic 1CPU-0.5GB 25ドル/月 Private Space、Kubernetesランタイム、リージョン内ビルド
Fir General Purpose 2CPU-4GB 80ドル/月 Private Space、4GBメモリ、1 vCPU表示

PrivateとShieldはDyno単体ではなく、Private Spaceが必要です。ShieldはHIPAAやPCIに関する要件を満たすための選択肢ですが、契約と構成が適合するかを公式資料で確認します。Firの料金表にはClassic、General Purpose、Compute、Memoryのファミリーがあり、CedarのStandard-1Xと名前だけで比較できません。

Web・Worker・検証を人数ではなく個数で計算

構成例 計算 月額表示
BasicのWeb 1個 7ドル×1 7ドル
BasicのWeb+Worker 7ドル×2 14ドル
Standard-1XをWeb 2個 25ドル×2 50ドル
Performance-MをWeb 2個+Worker 1個 250ドル×3 750ドル

BasicのWebとWorkerを常時稼働する例では、7ドル×2=14ドル/月、年額168ドルです。Standard-1XをWeb2個へ置き換えると50ドル/月、年額600ドルになります。ピークだけWorkerを増やすなら、稼働時間と一時的なスケールを分けて記録します。Schedulerやone-off Dynoも実行時間が利用量に加わります。

Herokuの時間課金を理解する

Herokuは、Ecoを除き、壁時計時間でDynoの利用を計算します。CPUを使った時間ではなく、Dynoを0より上へスケールしていた時間が対象です。Usage & Billingの公式例では、Basicを約0.01ドル/時とし、2時間だけ1個を動かすと約0.02ドルと説明しています。秒単位で按分されるため、停止時刻も記録します。

アプリを作成しただけでなく、ステージング、チュートリアル、Review Apps、テストのDynoも請求対象です。月額上限の表示は、請求サイクル開始から24時間365日動かした場合の上限として説明されます。スケールを0へ戻しても、Postgres、アドオン、Private Spaceの料金が消えるとは限りません。

追加費用とコスト管理

  • DynoのWeb・Worker・Scheduler・Review Appsをアプリごとに一覧化する。
  • Ecoの1,000時間プール、Basicの常時稼働、Standard以上のDyno Unitsを別々に見る。
  • Postgres、Redis、ログ、監視、Elements、Private Space、Shield、転送を別明細にする。
  • Resources、Billing、Usage & Billingを毎月確認し、停止忘れをアラートで知らせる。

稼働時間を短くすれば安くなる場合がありますが、本番の応答性や定期処理まで止めてしまうと別のコストが発生します。開発・検証は時間帯を決め、本番は復旧とスケールの要件を満たす構成に分けます。月額の上限と実際の使用量を両方記録すると、予算の外れを把握できます。

契約・更新・解約

直接購入のHerokuは、前月の使用量を請求します。Ecoは月額5ドルの定額で、加入している月は使わなくても請求され、月初以外に加入しても当月分が全額になると公式Dev Centerにあります。Basic以上の時間課金は、不要なDynoを0へスケールして利用量を止めます。

Heroku EnterpriseではEcoを利用できず、Dyno Unitsと契約クレジットを使います。2026年2月の公式発表では、Enterprise Account契約は新規顧客へ提供されなくなり、既存契約とサポート契約は更新される場合があると説明されています。自社が直接購入か既存Enterpriseかを請求担当へ確認します。

終了前はコード、環境変数、ログ、DBバックアップ、ドメイン、証明書、APIキー、請求書を保存し、Dynoを止めるだけでなく、不要なアドオンと予約リソースを削除します。復元テスト後に不要データを社内規程に沿って廃棄します。

データ・権限・セキュリティ

Dynoはコード、環境変数、ログ、接続先を通じて顧客データへアクセスします。Heroku Teamの権限を必要最小限にし、デプロイ担当、請求担当、DB管理担当を分けます。環境変数の中身をログへ出さず、APIキーをリポジトリへ保存せず、退職・異動時にキーを無効化します。

PrivateとShieldを選んでも、アプリの入力検証、ログのマスキング、バックアップ、アクセス管理は利用者が設計します。リージョン、暗号化、保持、削除、サブプロセッサーはHeroku Security・Privacyと契約を確認し、個人情報を本番へ入れる前に匿名化したデータで権限を試験します。

Dynoの選び方

  1. Web、Worker、Scheduler、Review Appsの数と稼働時間を数える。
  2. 0へスケールできる環境と、常時稼働が必要な環境を分ける。
  3. RAM・CPU・同時処理・メトリクス・自動スケール・ネットワーク分離を比べる。
  4. Dyno以外のDB、アドオン、ログ、Private Space、Shieldを合算する。

Basic一つの価格は分かりやすい一方、実運用ではプロセスタイプを増やすと個数が増えます。Standard以上は性能と運用機能の対価です。アクセスの少ない検証はEco、常時稼働の小さな本番はBasic、メトリクスや無停止デプロイが必要ならStandardというように、条件を先に表にします。

よくある質問

Ecoは無料ですか?

無料ではなく、公式表示は1,000 Dyno時間を共有して月額5ドルです。加入月は利用しない場合も定額請求され、Enterpriseでは利用できません。

Dynoを停止すればDBも無料になりますか?

なりません。Dyno、Heroku Postgres、Redis、Elementsのアドオンは別リソースです。ResourcesとBillingで残存リソースを確認してください。

Performance-LとPrivate-Lは同じですか?

同じではありません。Private-LはPrivate Spaceが必要で、ネットワーク分離や専用ランタイムが加わります。価格と機能は公式表の世代・リージョンで確認します。

公式情報

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