対象: 社員・業務委託のSSO、MFA、アカウント連携を整える情シス・セキュリティ担当者
この記事の要点: Okta Workforce IdentityのStarter・Core Essentials・Essentials・Professional・Enterprise、年契約の最低額、データ保持と更新条件を公式情報で整理します。
公開情報確認: Okta日本公式料金・契約・保持ポリシーを2026年8月12日に確認
更新日: 2026年8月12日(価格・税・契約画面で最終確認)
「SSOだけなら安いプランで十分」と思っても、退職者のアカウント停止、特権アクセス、アクセスレビューまで同じ契約で扱うと必要な機能が変わります。Oktaの価格は1ユーザー・月の表示でも請求は年単位です。数人だけで始める場合も、公式ページに年間契約の最低額が示されています。
2026年8月12日にOkta日本公式のプランと価格、Workforce Identity Cloudお客様データ保持ポリシー、サービス固有条件を確認しました。以下は表示価格の比較で、通貨、税、割引、ライセンス数、契約期間は見積書・注文書と申込画面を優先します。Oktaを利用した体験談や、侵害防止・監査合格の成果を保証する記事ではありません。
Starterの安さより「年契約の総額」を先に見る
| Workforce Identityスイート | 日本公式の表示価格 | 主な機能 | 契約の注意 |
|---|---|---|---|
| Starter | ¥940/ユーザー・月 | SSO、MFA、Universal Directory、Workflows 5個 | 請求は年単位。Workforceの年間契約最低額は¥240,000 |
| Core Essentials | ¥2,020/ユーザー・月 | Starterを基礎に、必要なセキュリティを絞って追加 | 公式ページの比較表示。最終価格と対象アドオンを見積で確認 |
| Essentials | ¥2,670/ユーザー・月 | Adaptive MFA、Privileged Access、Lifecycle Management、Access Governance、Workflows 50個 | スイートは原則同じライセンス数で運用。例外のSKUを確認 |
| Professional | 要問い合わせ | Device Access、ISPM、Identity Threat Protection、Sandbox、最大数のWorkflows | 営業見積。端末、脅威検知、連携数を契約書に記載 |
| Enterprise | 要問い合わせ | API Access Management、Access Gateway、マシン間トークンなど | オンプレミス・API・SLAなどの要件を個別に確認 |
公式FAQではStarterとEssentialsの価格をユーザー単位・月単位で示しながら、請求は年単位と説明しています。最低額¥240,000は少人数の「月額お試し」にはならず、無料トライアルの30日間と本契約を分けて予算化します。Core EssentialsはEssentialsより機能を絞る選択肢ですが、アドオン価格や対象地域は見積で確定させます。
SSO・MFA・ライフサイクルを課題ごとに選ぶ
| 現場の課題 | 候補スイート | 検証する条件 |
|---|---|---|
| クラウドアプリへの入口を一つにする | Starter | SAML/OIDC、Universal Directory、MFA方式、アプリ連携数 |
| 端末・位置・リスクで追加認証を求める | Essentials以上 | Adaptive MFAのポリシー、例外、ログ、復旧フロー |
| 入社・異動・退職でアプリを自動付与・解除 | EssentialsのLifecycle Management/Workflows | HRソース、同期頻度、失敗時の手動処理、Workflows実行数 |
| 特権アクセスやアクセスレビューを統制 | Essentials以上、Identity Governanceの追加 | Resource Unit、承認者、保存期間、監査エクスポート |
| オンプレアプリやAPI・機械IDを守る | Professional/Enterprise | Access Gateway、API Access Management、M2Mトークン、SLA |
Oktaのスイートは製品を一つだけ増やすより、同じユーザー数でまとめて契約する設計です。公式FAQではほぼすべての製品を単体購入またはスイートへ追加できる一方、Workflows、Privileged Access、マシン間トークンなどは例外と説明されています。社員、業務委託、ゲスト、サービスアカウントを同じ「ユーザー」と数えず、ライセンス定義を見積書に残します。
保持期間と削除をログ設計に入れる
Oktaの保持ポリシーでは、System Logやそのレポートのデータは90日を過ぎると自動削除されます。アクセスガバナンスのデータは種類によって3年間、サービスの完全なバックアップは6か月後に消去されます。90日を超える認証・管理イベントを監査に使うなら、APIやSIEMへエクスポートする設計が必要です。保持期間が長いことと、必要な人だけが見られることは別の条件です。
契約終了後は、Oktaがバックアップを含むお客様データを原則210日以内に削除すると説明しています。インフラストラクチャログは運用・法的理由で最長12か月保持される場合があります。個別ユーザーを削除するとデータ消去が30日以内に開始され、アプリ割り当て・要素・グループの影響が出ます。退職処理の前にログをエクスポートし、削除とアプリの無効化を別手順にします。
- 社員、委託、管理者、サービスアカウントを分け、年契約の対象人数を数える。
- SSO・MFAだけならStarter、ライフサイクル・特権・ガバナンスならEssentials以上と課題を対応付ける。
- System Logの90日制限をSIEM・APIエクスポートで補う設計を作る。
- 30日トライアルで代表アプリのSAML、退職者の解除、MFA復旧をテストする。
- 年間最低額、年次更新、非更新通知、税、アドオン、販売経路を注文書で確定する。
年次更新と非更新通知は注文書を優先する
Oktaのサービス固有条件には、期間満了後に追加の1年 termへ自動更新する契約例と、現在の期間末の少なくとも30日前に非更新通知を出す条件が記載されています。契約書やOrder Formで通知期限が違う場合はそちらが優先です。営業経由の見積、販売店、公共・教育向けの調達では、管理画面の表示だけで解約できるとは限りません。
トライアルから本契約へ進む前に、管理者を複数登録し、請求連絡先を個人メールだけにしないでください。更新を止める場合は、アプリのエクスポート、Universal Directoryのバックアップ、連携先の認証切り替え、ユーザー削除の順序を決めます。契約終了と、ユーザーを一人削除する操作は別です。
向く組織・向かない組織
| 向く | 向かない/先に決めること |
|---|---|
| アプリ、HR、端末を一つのIDライフサイクルで管理したい | SSOだけを月額で買えると思い、年額最低額を確認していない |
| 90日を超えるログをSIEMへ保存し、権限を分離できる | Oktaの標準ログを無期限に残せると考えている |
| Adaptive MFAや特権アクセスを要件・例外込みで設計できる | ProfessionalやEnterpriseなら自動的に安全になると考える |
| 更新通知とデータ削除を契約担当が管理できる | トライアルの管理者一人に解約権限を集中させる |
公式CTA: Okta日本公式料金ページでStarter・Core Essentials・Essentialsを比較し、30日トライアルで代表アプリと退職処理を検証してください。Professional・Enterpriseは見積を取り、年間最低額、税、更新通知、ログ保持、データ削除を注文書で確認します。
関連する認証・安全運用
- Microsoft Entra IDの料金比較:MFA・条件付きアクセスとOktaの役割を分ける。
- 生成AIを安全に仕事で使うガイド:ID権限と入力データの棚卸しを行う。
- ITスキルの学習順序:認証、ログ、API連携を学ぶ。
- 法人向けMicrosoft 365 Copilotの料金:既存ID基盤との契約重複を確認する。
公式情報
SSOの入口を一つにする場面でも、Starterの940円だけで判断しません。年額最低額、必要なライフサイクル機能、90日ログの保存先、更新通知を同じ表に置きます。Oktaのプラン名より、誰のアクセスをいつ付与し、いつ削除し、どの証跡を残すかを決めた組織ほど、契約後の追加費用と運用の迷いを抑えられます。
このテーマを詳しく確認する
料金・機能・契約条件を一度に決めず、必要な論点から確認できる関連ガイドです。各記事の確認日と公式リンクを確かめ、現在の申込画面を最終判断にしてください。

