IOC(国際オリンピック委員会)は2020年3月24日、新型コロナウイルス(COVID-19)の世界的なパンデミックにより、2020年の東京オリンピック開催を断念、1年程度の延期とすることを発表した。
IOCは延期決定の声明で「現状と本日(3月24日)、WHOから提供された情報をもとに、アスリート、オリンピックの関係者全員、国際社会の健康を守るため、IOC会長と日本の首相(安倍晋三首相/当時)は東京で行われる第32回オリンピック競技大会が2020年以降、ただし2021年夏を過ぎない日時でスケジュールを変更すべきという結論に至った」と、延期に至る理由を説明。
開催地の東京はその後、緊急事態宣言が発令されるなど現在に至るまで新型コロナの感染拡大により多大な影響を受けている。
だが、2020年3月30日に、延期となった東京五輪のスケジュールを発表。2021年7月23日に開幕することが決定した。
スポンサーリンク
聖火リレーのスタートは3月25日?

聖火リレーはできるのか?島根は中止を検討
東京オリンピックの聖火リレーの中止を検討している島根県は、リレーの運営に問題があるとして、大会組織委員会に是正を求める文書を送っている。
島根県の丸山知事は、政府と東京都が新型コロナウイルスの感染拡大を抑え込めないかぎり、県内での聖火リレーを中止せざるをえないという考えを示している。
聖火リレーの実施にあたっては、大会組織委員会とそれぞれの都道府県が協定を結んでいる。
だが、島根県はこの中の規定に対する違反があったとして、是正を求める文書を組織委員会に送ったことを明らかにした。
具体的には、組織委員会が担当するはずの車両の手配や聖火ランナーの移動について、離島では県が対応することや、トーチの回収も県に求められているということです。
協定では「相手方が協定に違反し、相当の期間を定めて書面で催告したにもかかわらずこれを是正しない場合は、本協定を解除できる」と規定されていて、丸山知事は規定の違反を理由に協定を解除することで、島根県として聖火リレーを中止することは可能だとしている。
ランナーも辞退者続出
福島県内を走る予定だった俳優の斎藤工(39)
沖縄県内で予定していた女優の玉城ティナ(23)
2月27日までに、ランナーを辞退。
スケジュールの都合によるものとしている。
所属事務所によると、斎藤は昨年中に辞退を申し入れていた。
石川県内で予定していた常盤貴子(48)
大分県内で予定していたシンガー・ソングライターの阿部真央(31)
こちらも日程上の理由で辞退したことが明らかになっており、著名人の“辞退”が連続している。
正直スケジュールの都合というのは建前だろう。
すでに辞退を発表したランナーの事務所関係者によると
「新型コロナ禍で仕事のスケジュールを調整するのが難しくなっている。仕事の数が減る中、オファーを断ることもできなかった」
と辞退の理由を説明。
一方で
「どうするか迷っていたら森さん(森喜朗前五輪組織委会長)の“有名人は田んぼを走ればいい”という発言があった。そんなふうに言われるくらいなら、もう辞退しようと」
と明かした関係者もいた。
参照:https://news.yahoo.co.jp/pickup/6386336
聖火リレー実施にあたり、五輪組織委は25日、
「著名人ランナーは密集対策ができる場所で走行」
「走行2週間前から会食などを控える」
などの対策を掲げている。
ただ観覧自体を禁止する予定はなく、オンラインなどでの観覧を推奨しても正月の箱根駅伝の沿道が人で埋まったように
“密”を避けられる確証はないだろう。
まだ結論を出していない芸能人の事務所はどうするのだろうか?
- 著名人が走ればどうしても人は集まる
- なのに密集対策なんて可能なのか?
- 具体的な対策も見えてない
- 人が密集すると、参加した方にも批判が集まるのでは?
- そんなリスクを冒してまで走る意味があるのか?
未曾有の世界規模でのパンデミック本当に東京五輪は実施できるのだろうか?
コメント