対象: MFA、パスワードレス、端末の信頼性を小規模から導入したい情シス・セキュリティ担当者
この記事の要点: Cisco Duo Free・Essentials・Advantage・Premierの料金、ユーザー数の購入単位、トライアル・解約・認証ログとデータ条件を公式情報で整理します。
公開情報確認: Cisco Duo公式料金・管理・セキュリティ資料を2026年8月12日に確認
更新日: 2026年8月12日(価格・税・地域・申込画面で最終確認)
10人まで無料なら、社員が11人になった月に1人分だけ追加すればよいのでしょうか。Duoの有料ライセンスは100人未満では10人単位、100人超では25人単位で購入します。さらに、MFAだけを使うのか、SSO・端末チェック・リスクベース認証まで求めるのかで適切なエディションが変わります。
2026年8月12日にCisco Duo公式エディション・料金、無料トライアルの公式ガイド、管理者・請求権限の公式ドキュメントを確認しました。料金は米ドルの標準表示で、地域、税、購入経路、ユーザー数、テレフォニー利用で最終額が変わります。Duoを利用した体験談や、侵害防止・監査合格の成果を保証する記事ではありません。
FreeからPremierまでの機能差を価格と並べる
| エディション | 公式表示価格 | 含まれる主な機能 | 向く規模・注意 |
|---|---|---|---|
| Duo Free | US$0/ユーザー・月 | 強力なMFA、基本的なユーザー管理、幅広いアプリ連携 | 1〜10ユーザー。無料認証アプリを含む |
| Duo Essentials | US$3/ユーザー・月 | Duo Directory、フィッシング耐性MFA、パスワードレス、SSO、Trusted Endpoints、アプリ無制限 | 単純な認証と端末管理。自動化は別に設計 |
| Duo Advantage | US$6/ユーザー・月 | Cisco Identity Intelligence、Duo Passport、セッション盗難対策、AD Defense、リスクベース認証 | 脅威検知と認証ポリシーを強化したい組織 |
| Duo Premier | US$9/ユーザー・月 | Zero Trustアクセス、VPNなしのプライベートリソース接続、完全なデバイス信頼 | 包括的な端末信頼とリモートアクセス。個別要件は営業確認 |
Freeは10ユーザーまでで、11人目から自動的に有料機能が開くわけではありません。100人未満のセルフサービス契約は10ライセンス単位、100人超は25単位です。2人の管理者だけを守る場合も、請求上のユーザー単位と、認証対象の社員・委託・共有アカウントの定義をそろえます。
MFAだけか、ID・端末・リスクまでか
| 困っている場面 | 候補 | 契約前の確認 |
|---|---|---|
| VPN、メール、SaaSのログインに2要素目を足す | Free/Essentials | 対象アプリ、認証方式、SMS・電話の利用量、復旧コード |
| SSOとパスワードレスをまとめる | Essentials | SAML/OIDC、Duo Directory、FIDO2、Trusted EndpointsのOS対応 |
| リスクに応じて追加認証やセッション対策 | Advantage | Identity Intelligence、リスクルール、例外、ログの保存先 |
| VPNなしで社内リソースへ接続し端末信頼を確認 | Premier | Duo Network Gateway、端末保護チェック、接続するネットワーク |
AdvantageとPremierの脅威検知は、古いDuo Trust Monitorの説明と混同しないようにします。公式資料では、2025年9月29日以降に作成された新規契約ではTrust Monitorが利用できず、Cisco Identity Intelligenceが新しい選択肢と案内されています。現在の料金ページの機能表と契約時の提供範囲を確認し、製品名だけで機能を推測しません。
認証ログ、電話番号、データセンターを確認する
Duoの管理画面には認証結果、利用した要素、端末情報、送信元IPや位置情報などが記録されます。公式のセキュリティ資料では、パスワードをDuoが保存せず、顧客データのバックアップは暗号化されると説明しています。データセンターは日本を含む複数国にあり、地域・契約・機能で保管場所が変わるため、個人情報や業界規制の要件をDPAと合わせて確認します。
SMSや電話認証を使うと国別のレートカードに応じてテレフォニー・クレジットが減ります。管理画面の低クレジット通知、1回あたりの上限、SMSを減らすためのPushやFIDO2への移行を設計します。MFAを有効にしても、管理者の復旧経路、端末紛失、ヘルプデスクの本人確認が弱ければリスクは残ります。
- 社員、委託、共有アカウント、管理者を分けて認証対象を数える。
- Freeで代表アプリとDuo Mobile、復旧、ログ閲覧をテストする。
- SSO・端末信頼ならEssentials、リスク検知ならAdvantage、VPNなしの接続ならPremierと課題を対応付ける。
- SMS・電話の国別クレジット、ライセンス購入単位、支払い方法を見積に入れる。
- Owner、Billing、Help Deskの権限を分け、更新・解約・データ保存の担当者を決める。
トライアル後はFreeへ戻る。解約権限も限定される
Duoの無料トライアルは30日です。公式ガイドでは、期間終了時に有料化せずDuo Freeへ自動的に切り替わり、トライアル中の有料機能は使えなくなると説明されています。継続する場合はDuo管理画面のBillingからプラン、ライセンス数、クレジットカードを登録します。2,500人を超える契約や発注書払いは営業への相談が必要です。
Essentials、Advantage、Premierでは、DuoのOwnerだけがプラン変更やサブスクリプション解約を実行できます。Billingロールは請求情報やテレフォニー購入を扱えますが、エディション変更はできません。Cisco Commerce Workspace経由で購入したライセンスは、Duo画面ではなくCCWで請求・解約を管理します。解約前に認証アプリの切り替え、バックアップ管理者、ログのエクスポートを済ませます。
向く組織・向かない組織
| 向く | 向かない/先に決めること |
|---|---|
| 10人以下でMFAを試し、段階的にSSOと端末信頼へ進める | Freeなら無制限のユーザー・ログ・サポートがあると考えている |
| ユーザー購入単位、電話クレジット、端末を月次で棚卸しできる | 11人目だけ、または認証回数だけで課金されると思っている |
| OwnerとBillingを分け、復旧手順を複数人で持つ | 解約権限を一人の管理者に集中させ、退職後も変更できない |
| ログの保管地域とDPAを規制・社内規程に合わせられる | MFA導入だけで侵害や監査不備がゼロになると断定する |
公式CTA: Cisco Duo公式料金ページでFreeの10ユーザー枠と各エディションを確認し、30日トライアルで代表アプリ・復旧・ログを試してください。契約前に購入単位、税、テレフォニー・クレジット、Ownerの解約権限、地域別データ条件を確定します。
関連する認証・安全運用
- Microsoft Entra IDの料金比較:条件付きアクセスとDuoのMFAを役割分担する。
- Cloudflare Zero Trustの料金比較:端末信頼とVPNレス接続を比較する。
- 生成AIを安全に仕事で使うガイド:認証情報やログを入力しないルールを作る。
- ITスキルの学習順序:認証、ネットワーク、ログ管理を学ぶ。
公式情報
冒頭の「11人目はどうするか」という疑問へ戻ると、Duoの判断はFreeと3ドルの差だけではありません。購入単位、MFAからSSO・端末信頼へ広げる順番、SMSのクレジット、Ownerの解約権限を先に決めます。小さなテストでログと復旧を確認してから、公式申込画面の価格・税・地域条件で本契約を確定してください。
このテーマを詳しく確認する
料金・機能・契約条件を一度に決めず、必要な論点から確認できる関連ガイドです。各記事の確認日と公式リンクを確かめ、現在の申込画面を最終判断にしてください。

