対象: APM・ログ・インフラをNew Relicで可視化し、ユーザー数とデータ量から費用を管理したい人
この記事の要点: Free・Standard・Pro・Enterprise、100GB無料枠、full platform/core/basicユーザー、Data Plus、EUデータセンター、従量課金と解約を整理します。
更新日: 2026年8月12日
New Relicは、監視ホストの台数だけでなく、ユーザー権限と取り込んだデータ量で料金を計算する方式です。無料枠がある一方、ログやトレースを増やすとデータ取り込みが先に上限へ達します。何人が高度な分析をするか、何GBを毎月送るか、どれだけ保持するかを分けて比較するのがポイントです。
2026年8月12日にNew Relic公式料金ページ、料金・請求の公式ドキュメント、ダウングレード・解約手順を確認しました。以下は米ドル表示の整理で、税、為替、地域、契約、ユーザー数、請求画面の最終額は申込時に確認します。利用体験や障害削減・コスト削減の成果を保証する記事ではありません。
Free・Standard・Pro・Enterpriseの料金構造
| 項目 | Free | Standard | Pro | Enterprise |
|---|---|---|---|---|
| データ取り込み | 100GB/月まで無料 | $0.40/GB(100GB超) | $0.40/GB(100GB超) | 営業へ確認 |
| Full platform user | 1人無料 | $10/初回ユーザー、追加$99(最大5人) | $349/人(年契約) | 個別見積もり |
| Core user | — | $49/人 | $49/人 | |
| 主な対象 | 試用・小規模 | 5人までの小チーム | 6人以上・複雑な運用 | 高度な支援・規制対応 |
公式料金ページでは、Standardのfull platform userは最初の1人が10ドル、追加が99ドルで最大5人まで、Proは年契約で349ドル/人と表示されています。Proを月次の従量支払いにすると418.80ドル/人という表示もあります。Basic userは無料で、共有ダッシュボードやアラートの閲覧に向きます。Standardはfull platform userが5人まで、Proは無制限という違いがあるため、エンジニア全員に高度な権限が必要かを先に決めます。
100GB無料枠とData Plus
Freeでは毎月100GBのデータ取り込み、1人のfull platform user、無制限のbasic userなどが含まれます。85%を超えると通知され、100GBを超えると有料版へアップグレードするか、翌月まで取り込みとアクセスが停止される説明があります。無料枠を「無制限」と誤解せず、ログのレベル、Agentの送信対象、メトリクスの粒度を調整してから有料版を検討します。
| データオプション | 価格表示 | 検討する理由 |
|---|---|---|
| Original Data | 100GB超 $0.40/GB/月 | 通常の取り込みと標準保持 |
| Data Plus | 100GB超 $0.60/GB/月 | 最大90日の拡張保持、ガバナンス、Data Plus機能 |
| EUデータセンター | 追加$0.05/GB/月 | EUでの保存要件がある場合 |
| 合成監視の超過 | $0.005/チェック | 500チェックの無料枠を超える利用 |
ユーザー権限で見積もりが変わる
Basic userはダッシュボードやアラートの確認、Core userはログやエラー追跡、full platform userはAPM・インフラ・デジタル体験などプラットフォーム全体を扱う位置づけです。プロジェクトマネージャーはBasic、開発者はCore、障害対応の担当者だけFullというように役割を決めると、全員を高額な権限へ上げずに済む可能性があります。実際の権限と単価は、組織のEditionと契約画面で確認します。
New Relicはホスト数やCPU数を数えない使用量ベースを案内していますが、Advanced Compute、Data Plus、長期保持、Syntheticなどの追加機能で費用は変わります。OptionalなComputeを有効にした場合は、Feature Control Managerで機能をON/OFFし、CCUの消費を追跡します。監視対象を増やす前に、月間データ量とユーザー種別をダッシュボードへ出します。
向く人・向かない人
| 向く可能性がある人 | 先に別の方法を検討する人 |
|---|---|
| ホスト数ではなくデータGBと役割で監視費用を配賦したい | 固定のホスト台数だけで予算を決めたい |
| Basic・Core・Fullの権限を業務ごとに分けられる | 全員へFull権限を付与してしまう |
| 100GB無料枠から本番のデータ量を段階的に増やせる | ログを無制限に送り、上限通知を見ない |
| 保持期間、Data Plus、EU保存を要件として確認できる | 無料枠だけをバックアップや監査保管の代わりにしたい |
無料枠から有料へ進む5段階
- 1つのサービスでAgent、APM、ログ、アラートを試す。
- 100GB枠に対する日別の取り込み量と、Basic/Core/Fullの人数を記録する。
- Original DataとData Plus、保持期間、EUデータセンターの必要性を比較する。
- Standardの5人制限、Proの年/月価格、Enterpriseの支援条件を見積書で確認する。
- 予算通知、ログのマスキング、解約・ダウングレード・データ移行手順を文書化する。
請求・解約・データ保持
New RelicのPay-as-you-goはStandardとProで利用でき、月末に請求され、組織はいつでもキャンセルできる説明があります。年契約やコミットメントを選んだ場合、利用を止めても契約金額が残ることがあります。Enterpriseや販売担当経由は、契約書・更新日・解約通知期限を確認してください。
テレメトリがNew Relicへ送られ、検索可能になった後は、既存データを編集・削除できず、設定した保持期間の終了後に期限切れとなります。Data Plusは最大90日の拡張保持を案内しますが、期間はデータ種別と組織設定で変わります。解約前に必要なメトリクス、監査ログ、アラート履歴をエクスポートし、AgentとIntegrationを停止して新規取り込みを止めます。
公式CTA: New Relic公式料金ページでFreeの100GB・ユーザー種別を試し、月間取り込み量を計測します。契約前にData Plus、EU保存、年/月・従量、税・通貨を確認し、不要になったら公式のダウングレード・解約手順とデータ保持画面を確認してください。
次に読む
- OpenAI API料金比較:生成AIの使用量と監視データを試算する
- Azure OpenAI料金比較:リージョン・従量・データ管理を比べる
- 生成AIを安全に仕事へ使うガイド:ログへ秘密情報を送らない手順
- ITスキルの学習ロードマップ:APM・クラウド監視の学習順を決める
公式情報
- New Relic公式料金(Free、Standard、Pro、Enterprise、Data Plus)
- New Relic料金・請求の公式説明(100GB、ユーザー、データ、従量)
- データ保持の公式ドキュメント(保持期間、Data Plus、削除不可)
- ダウングレード・解約の公式手順(従量、契約、停止、データ)
New Relicは、ホスト数ではなくデータ量とユーザー種別を設計できる点が特徴です。Freeの100GBを実データで試し、Basic・Core・Fullの役割、保持期間、追加機能を一つずつ見積もってください。価格と保持条件は更新されるため、公式ページ、契約書、組織のBilling画面を最終確認します。

